定時制高校って、どんな学校? その3 様々な問題点 #定時制高校 #就職 #進学

ナビ部アラカルト

2016/11/12

もう一つの高校 その11

定時制高校とはどんな学校か、先週は基本的なことを紹介した。
では、定時制高校にはどんな問題点があるのか?見ていこう。

不登校、中退者が非常に多い

文部科学省は、全日制と定時制の不登校、中退者のデータを発表している。

不登校

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定時制は全日制の10倍近い数になる。7人に1人が不登校になっている。

学ぶ意欲をもって入学したのに、こんなに多くの生徒が不登校になっているのだ。

さらに中退者のデータ。

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定時制高校で学ぶには、強い意志と体力が必要なのだ。

 

 

こちらの数字も全日制の10倍近い。

特に1年生の課程で、学校を中退する比率は20%を超えている。5人に1人が中退してしまうのだ。

 

これは、全日制よりも定時制の方が、勉強する環境が過酷なことと関係がある。

夜間の課程の場合に例を取ると、定時制高校生は、朝から夕方まで働いたあとに、夜、登校する。1日働いて疲れた後に授業を受けるのだ。

授業中に居眠りをする生徒もいる。授業に集中できない生徒もいる。

授業が終われば11時。仕事内容によっては、朝早く出勤することもある。睡眠時間が短くなることも。

 

1年生の中退者が多いのは、仕事と勉強を両立させるスタイルを自分なりに作る前に挫折してしまうからだ。

 

その上に、定時制高校生は仕事を通じて、社会を経験している。全日制の高校生よりも早く、社会の様々な様相を垣間見ることになる。

一般社会で働くうえでは、高校で学ぶことはあまり役立たない。早く社会を垣間見ることによって「勉強する意味」が分からなくなるケースも多いのだ。

 

進学のハンデキャップ

定時制高校を卒業することで、全日制高校と同じ「高卒」の資格を得ることができる。

「高卒」資格があれば、大学に進むことができる。

定時制高校から大学に進学し、「大卒」の資格を取って就職することも可能だ。そういうルートで官庁や大企業に入った人もいる。なかには医師や弁護士など、難関の国家資格を取得する人もいる。

しかしながら定時制高校は、全日制の高校に比べて授業時間が少ない上に、教員数も十分とは言えないので、補習などは十分とは言えない。偏差値的には低い場合が多い。また受験指導も十分とは言えない。

大学受験を考えている人にとっては、厳しいハードルが待っていると言ってもよいだろう。

 

就職のハンデキャップ

履歴書に学歴を書くときには、〇〇高校(定時制)と書くのが一般的だ。

また、定時制高校は4年制の学校が多いので、卒業年次が全日制とは異なっている。履歴書を見れば、全日制か、定時制かは、ある程度わかることになる。

定時制高校卒の「学歴」が、就職に不利だと一概にいうことはできないが、定時制高校についてよく知らない担当者の中には、書類審査の段階で落としてしまうこともあると言われる。

定時制であれ、全日制であれ、「高卒資格」には何ら差はないのだが、世間にはそういう評価をする企業があることは事実だ。

しかし中には、「定時制高校の卒業生は苦労しているし、社会性も身についているから大歓迎だ」という企業もある。また近年は「学歴ではなく人で選ぶ」という企業も増えてきた。

端的に言えば、書類審査をクリアして、面接まで進むことができれば、定時制のハンデはなくなると言えるだろう。

現実問題として、定時制高校生には、全日制の高校生が経験しないような、さまざまな問題があるのだ。

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