トロンボーンについて三木楽器「Low brass center」さんに徹底的に聞いた!

ナビ部アラカルト

2016/11/17

吹奏楽の楽器について、楽器販売のプロに今更聞けないことも徹底的に聞いてみた! その12

三木楽器「Low brass center」の橋本祐介さんに、吹奏楽で使う低中音の金管楽器について徹底的に聞いていく。楽器の特色、ブランド、選び方、手入れの方法まで、徹底的にレクチャーする。第1回はトロンボーン。

どんな楽器?

トランペットと同じ起源の楽器とされ、15世紀ころに枝分かれし、ハイドンやベートーベンもトロンボーンを多く用いた。

「伸縮自在な管が付いているのが最大の特長ですが、基本的にはシンプルな金管楽器です。トランペットのバルブの代わりに管の長さで音を調節します。また口で音の高さを調整します。キィは基本的には存在しません。

材質は真鍮(銅と亜鉛の合金)製です」

三木楽器「Low brass center」橋本祐介さん

「トロンボーンには、大きく分けて3種類あります。

テナー・トロンボーンは、オーソドックスな楽器。構造もシンプルで比較的安価なモデルも存在します。ジャズやビッグバンドなどで使われることが多いです。

テナーバス・トロンボーンは、吹奏楽、オーケストラなどでよく使われます。テナー・トロンボーンに比べて管は太く、太い音が出ます。

バス・トロンボーンは、吹奏楽・オーケストラでは低音域を担当します。管はより太く、低音を得意としています。」

 

テナー・トロンボーン

テナーバス・トロンボーン

価格の差はどこから?

「材質(真鍮)は、そんなに変わりませんが、作る手間によって価格差が出ます。手作りの工程が多ければ多いほど高価になります。例えばベルは、機械でも作ることができますが、職人が手作りするほうが価格は上がります」

 

「仕上げは、ラッカー塗装が90%以上、その他は銀メッキや塗装をしないものなどがあります表面の仕上げによって音色の違いも出てきます」

さまざまな材質、塗装のトロンボーン

どんなメーカーがある?

ヤマハ

ヴィンセント・バック

K&H

Getzen

「ヤマハは学校現場で最も広く普及しており、精度も高いため人気のメーカーです。最近では専門家の使用に対応できるモデルも発売されています。

バックは古い歴史を持ち、世界中で高い信頼を得ているメーカーです。このメーカーをお手本としてトロンボーンの制作を始めたメーカーも多く存在します。

その他、最近は吹きやすさと音色の良さから、ドイツ製のK&Hの人気が大きく上昇しています。専門家の方や、社会人の方にはゲッツェンも人気があります」

取扱い方、手入れ

「ありがちなことを一つ

“楽器を持ったまま走らない!”

先生に”急げ!”とか言われて、トロンボーンを持ったまま走って、ぶつける人が多いんですね。

トロンボーンは薄い金属でできていますから、ぶつけるとダメージが大きいんです」

 

「手入れは使い終わったときにスライドを掃除してください。スワブを使って、中の水分をふき取ってください。

トロンボーンは木管楽器に比べれば、調整はそれほど必要ありませんが、それでも年に1回は、お店でのチェックをおすすめいたします。正しいお手入れをすれば修理・調整も非常に少なくて済むので確認のためにもぜひお持ちください」

 

 

まとめ

・伸縮自在な管が付いているのが最大の特長。

・テナー、テナーバス、バスの3種類。

・作る手間によって価格差が出る。

・“楽器を持ったまま走らない!”ぶつけるとダメージが大きい。

・使い終わったときにスライドを掃除する。

・年に1回は、お店でのチェックを受ける。

三木楽器「Low brass center

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