全国合唱コンクール最優秀賞受賞の強豪校は世界の仲間との交流もさかん
注目! 素敵な人、すごい部活!
2016/06/18
岩手県立不来方(こずかた)高等学校 音楽部 その2
ステージに群青色の制服の不来方高等学校音楽部が登場すると人々の顔がほころぶ。全日本合唱コンクール金賞16回、銀賞5回、最優秀賞の文部科学大臣賞を5回とトップ入賞を続ける名門音楽部の歌声は全国的に有名だ。顧問 村松玲子先生に話を聞いた。2016年3月取材。
定期演奏会は市民が心待ちにする
はつらつと指揮をする顧問 村松玲子先生
音楽部顧問 村松玲子先生
私は創立3年目にこの学校に赴任して以来、今年で26年音楽部の顧問を続けています。芸術学系の授業ではピアノ、声楽、ヴィオリンの専攻があり、音楽に熱心な生徒に恵まれているのが強みです。しかし、当然のことながら、卒業、入学をくりかえされるのが学校ですから、音楽部のメンバーは毎年入れ替わります。部員が多いときも少ないときもありました。創部当初は女声合唱団で、女声で全国トップクラスとなりましたが、少しずつ男子が入るようになり、混声になって4年目です。男子が入って雰囲気もがらりと変わりましたが、女声から引き継いで連続して金賞を受賞することができました。最高の栄誉である文部科学大臣賞も1996年から5回受賞できたことはうれしいことです。音楽部がポリシーとしていることは、追いかけられる立場になっても守りに入らないで、挑戦するということです。難しい歌にも取り組みます。芸大に進学する生徒もいて、OB・OGがきてくれることもあって、音楽部のモチベーションが高くなっています。
毎年定期演奏会を7月に開催しますが、以前は2回公演でしたが、800人の会場に入りきらず、3回公演にしました。この演奏会を心待ちにしてくださる地元の方が多いのはとてもうれしく、衣装や振り付けも交えて、楽しい会にしています。OB、OGの合唱団も出演してくれて、先輩後輩がつながっています。
2011年3月の未曾有の大震災を経験して、200%、自分以外の誰かのために歌うと心に決めたハーモニーを届けていきます。
「上を向いて歩こう」 歌い込んできた曲を聴かせてくれた。
この記事の感想をコメント欄にぜひお寄せください。
↓
- お浄瑠璃と文楽は 違いまっせ! 古典芸能 文楽
- 上野 東京文化会館で「中音」=東京都高等学校文化祭音楽部門中央大会に浸る #中音
- 「昔の貧乏」と「今の貧困」
- 日本の吹奏楽人口、ただいま120万人。世界最大級の広がりに
- 夏の甲子園、一番強い高校はどこか?
- 私学七強の流れをくむ名門野球部として #阪南大学高校硬式野球部
- 全国合唱コンクール最優秀賞受賞の強豪校は世界の仲間との交流もさかん
- 練習に参加する最低条件は一生懸命! コンパスナビTV 富田高校男子バスケット部
- 強い絆で結ばれたチームの力強さ #昭和学院高校 #新体操部
- テューバについて三木楽器「Low brass center」さんに徹底的に聞いた!