ライフル射撃がつなぐ親子の絆 ~横浜のマツケン父さん かく語りき~(前編)

注目! 素敵な人、すごい部活!

2016/07/21

運動嫌いがライフル射撃?その陰には良き親、良き先生の存在があった

横浜清陵総合高校ライフル射撃部の部長として、ナビ部でご紹介した松本未宇さんは中学生まで運動嫌い、体育祭嫌いだったそうだ。それなのに昨年はインターハイに出場するなど、高校射撃の第一線で活躍している。その陰には父親の松本賢さん、そして先生の支えがあった。

小さい頃からじっとしている子が、射撃に向いている?

コンパスナビTVでインタビューを受ける未宇さん

横浜清陵総合高校ライフル射撃部の部長としてご紹介した松本未宇さんは、3年生でのインターハイ出場を目指していたが、残念ながら今年は出場が叶わなかった。その時点で部活を離れ、7月16~18日に宮城県石巻市で行われた「全日本ライフル射撃選手権」に照準を再設定し、練習を積み重ねた結果、見事自己ベストで9位を射止めた。決勝戦に進める8位までのポイント差はわずか0.6。惜しい成績だったが、全国から精鋭70人が集まった中でのこの成績は、自らの練習時間を削り、部活の中で指導者もかねて孤軍奮闘していた今期を振り返れば、十分な成績だったろう。

未宇さんは、コンパスナビのTVインタビューでも答えていたが、小さい頃からじっとしていることが多く、お父さんに勧められて始めたそうだ。そのあたりのことを、お父さんの松本賢さんにうかがった。

「未宇は、幼少の頃から、運動嫌いで、体育の授業なども好きではありませんでした。」

開口一番、現在ライフル射撃の第一線でプレーをし、部活でも積極的に教えていた姿からは想像ができない未宇さんについて語り始めた。

「体育祭も嫌いな子どもだったのですが、一度は運動部を体験させたかったのです。それから、元々、じっとしている子だったので、逆に射撃ならば不動の姿勢が大事ですし、集中力はあるので向いているのではないかと考えさりげなく勧めてみました」

射撃の集中力について

射撃は、あらゆる競技の中でも集中力を必要とする。成年の種目になると、なかには3時間の中で、立射、膝射、伏射の各姿勢で40発ずつ、計120発を50m先の小さな的をめがけて撃つものがある。その間、ずっと集中力を保ったままでいなければならない。

射撃競技は、オリンピック競技としては1896年の第一回アテネオリンピックの時から正式競技として採用されている、古くて新しいスポーツである。

射撃の基本3姿勢 競技中は集中力をずっと高めて維持していなければならない

誰にでも眠っている才能がある

宮越さん(左)、レポーターの佐藤美樹さん、飯田純友先生、部長の松本未宇さん

そして未宇さんは、横浜清陵総合高校に入学しライフル射撃部に入部することになる。しかし、当時の環境はあまりよくはなかったそうだ。

「活動もそれほど盛んではなく、事実上の帰宅部に近いような時期もありました。2年生の時の孤軍奮闘ぶりを見かねて、現在の顧問の飯田先生が、ご自身の分野ではない部活を引き受けていただき、ようやく今の形になりました。この3か月でものすごく改善されたと思います。飯田先生には非常に感謝しています」

射撃を始めるようになって、未宇さんの成長ぶりについてうかがった。

「射撃をやるようになって2年半、予想以上の活躍に大満足しています。誰にでも何かしらの才能はあって、眠っているだけで気づかないことが多いのです。でもそれに気がつければ、後は磨いていくだけです」

良き親がいて、良き先生がいる。

部活最後の半年間、未宇さんは自分の練習を抑えてでも、仲間に技術を教えたり、部活の運営に関わったとのこと。それはきっと、親と先生に対する感謝を未宇さんなりに、表したかったのかもしれない。

後編へ続く・・・・

ライフル射撃3姿勢動画

ライフル射撃解説付動画。ライフル射撃の楽しさをご覧ください。

〈資料参照〉
公益社団法人 日本ライフル射撃協会
URL:http://www.riflesports.jp/
〒150-8050 東京都渋谷区神南1-1-1 岸記念体育会館内
TEL: 03-3481-2390

横浜清陵総合高等学校
神奈川県横浜市南区清水ヶ丘41
tel.045-242-1926

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