コンパスナビTV 大宮工業高校にラジオ部という不思議な名前の部活がある、すごいらしい!
みてみて!うちの部活!
2016/06/01
ラジオ、ロボット、ロケットの「3R」は進化し続けている証
コンパスナビTV。今回は大宮工業高校。昭和43年、春の選抜高校野球で初出場初優勝と言う快挙を遂げた、由緒ある野球部が有名だが、今回はラジオ部に訪問。
こちらは甲子園でも、ロケット甲子園に出場している。この大会では、2015年に準優勝、2016年は6位、全国モデルロケット大会では昨年度年間優勝の実力だ。顧問の竹前先生に話をうかがった。
顧問・竹前泰治先生 「高い目標を立て、くじけず製作して高い評価に結びつけています」
ラジオ部の「3R」とは、活動内容の頭文字をとったもので、
Radio(アマチュア無線、電子工学)
Robot(ロボット製作)
Rocket(モデルロケット、缶サット製作)
の活動を意味しています。具体的な活動について27年度を例にして説明します。
Radio
アマチュア無線で、日本各地や世界と交信をしています。「JAIYFU」が大宮工業高校のアマチュア無線局のコールサインです。また、パソコンを利用した交信もしていて、競歩大会では日頃の移動通信の技術を生かし、役員としても貢献しています。電波の送信元をみつけるFOXファンティングや24時間交信を続ける大会にも出場して優秀な成績を納めており、部員のほとんどがアマチュア無線の国家試験に合格しています。
Robot
川越祭り出車(だし)ロボットコンテストでは、2台のロボットを仕上げました。この大会はコース上に設けられたポイントで自立型ロボットが演技を行うもので、技術だけではなく、芸術性も評価され、今回は川越名所の時の鐘をイメージしたロボット「トキノカネ」で最優秀芸術賞、「川越線電化30周年おめでとう号」でJAPANROBOECH賞を受賞しました。
Rocket
つくばJAXA内で行われた秋季全国モデルロケット大会に出場しました。この大会は小型モデルロケットを打ち上げるもので、打ち上げには4級ライセンスが必要。高度競技、パラシュート競技、ペイロード競技を競いあいました。高度競技部門で団体3位、パラシュート部門で団体4位、秋季大会総合団体3位、年間(春期、秋季)総合優勝に輝くことができました。
このように各分野とも生徒の技術や能力を発揮して活躍しています。部員は3年3名、2年3名、1年6名、うち女子は1名います。
モデルロケットの開発は国立研究開発法人 科学技術振興機構の「中高生の科学部活動進行プログラム」より支援を受けて取り組んでいて、4月からは日本大学理工学部 航空宇宙工学科、宮崎康行教授から指導を受けています。