立てこもり?人質?金のエンゼル???気になるユニークな舞台は、学生が手作りで一からすべて作り上げる!群馬高専演劇部 劇団 蕣(あさがお)その1

注目! 素敵な人、すごい部活!

2016/08/29

群馬高専 演劇部 劇団 蕣(あさがお) その1

高専とは高等専門学校の略で、5年間学ぶ。3年生の通常の高校の仕組みと異なり、高校と大学の中間の雰囲気がある。群馬工業高等専門学校は、服装も自由であり縛られたところもなく学内はいわゆる大学のキャンパスの雰囲気だ。
そんな群馬高専の演劇部が、今回紹介する劇団「蕣(あさがお)」。7月に2日間の夏季公演を終え、秋の次回公演に向け動き出したメンバーたちに話を聞いた。

高専とは?

群馬工業高等専門学校は、前橋にある国立の高専である。
「高専」、名前は知っているけれども、では「高専ってどういうところ?」と聞かれたら、正しく答えられるだろうか?
高専は通常5年制で、工業や技術系の教育を中心に行う。現在全国で57校。そのうち51校と大半が国立学校になっている(残りは公立・私立)。卒業後は就職が多いが、3年次への編入が可能な大学があるほか、高専に設けられた2年間の専攻科を経て大学院修士課程に進むなど、学びを続けることもできる。
高専は北海道や東京など一部を除けば1県1校が基本であり、群馬高専は群馬県唯一の高専だ。機械工学科・電子メディア工学科・電子情報工学科・物質工学科・環境都市工学科の5学科構成となっている。

演出、舞台、大道具まですべて手作り

『要求は金のエンゼルと…』。劇団「蕣」が今回の夏公演で演じた、笑いの中にシリアスな要素を絡ませたコメディータッチの作品である。立てこもり事件を題材に、犯人、警察、人質などなどさまざまな立場の個性的なキャラクターが舞台の上で勇躍する。
脚本こそインターネット上にあるフリーのものを利用するが、そのほかはすべて、つまり演じるのはもちろん、舞台の演出も、照明や音響も、そして大道具作りまでもメンバーが自分たちでこなす。衣装は古着屋で安いものを買い集めてくる。劇団のホームページやTwitterアカウントも、室井隆成(りゅうせい)くん(3年)が中心になって制作・運営・管理している。
「あくまで学生が主体になっているのがこの劇団の特長です。学生がやりたいことを中心に、高専というちょっと珍しい自分たちの経験と、さらに先輩から受け継いだものを活かして、すべて自分たちで作り上げていきます。ほかの高校の演劇部に比べると、手作りの部分がはるかに多いんじゃないでしょうか」と、今回の舞台で演出を手がけた3年の林美月さんは言う。

熱演中!

警部補役の新井拓朗くん(左 2年)と警部役の室井隆成くん(3年)

犯人役の関口寛太くん(左 1年)と人質役の戸矢柾くん(2年)

ウェイトレス役の宮前美紅さん(右 2年)

活動は週2回、各2時間半程度

“あさがお”という名前もずーっと前の先輩が考えたもの。と語る今回演出担当の林美月さん。

現在の部員は17人。公演は、4月の新入生歓迎公演、関東信越地区の高専の文化系部活が集まる8月の地区文化発表会、1月の冬季公演、そして隔年で開催される秋の工華祭(文化祭)を加えても年3、4回だ。
日々の練習は校内の演劇部室で毎週月曜、木曜の2度、各2時間半程度行っている。週に5時間では、とりわけ公演前の練習としては足りないのではないかと思えるが、今回の夏季公演の演目に関してもその週2回の活動からほとんどはみ出すことなく、かつ6月の1カ月で作り上げたのだという。

劇団「蕣」がいつ頃誕生したのか、現在の部員は誰も知らない。
先ほどの林さんも言う。
「“あさがお”という名前もずーっと前の先輩が考えたもの。もう何年くらい続いているのか見当もつきません。20年、30年という単位で続いているんじゃないでしょうか」
“ずーっと前”に先輩が築き、長い間育て上げられた劇団の伝統が、静かに、しかし着実に息づいている。

群馬高専 演劇部 劇団 蕣(あさがお) その2→

 

群馬工業高等専門学校

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