選手たちの積極性、やる気を引き出すのが指導者の役割

みてみて!うちの部活!

2016/09/09

富田高校男子バスケットボール部 その1

岐阜県岐阜市の富田高校は、今年創立110周年を迎える伝統ある私立高校。体育会、文科系の部活も盛んだ。
体育館では、男子バスケットボールの練習が行われていた。顧問の村田竜一先生に聞いた。

鋭い注意を与える

アップ、基本的な練習の後、ダッシュ、実戦形式の練習へ。34人の部員はチーム分けされ、次々と練習をこなしていく。

顧問の村田竜一先生がときおりプレーを止めて、鋭い注意を与える。

技術的な面ではなく、プレーに気持ちが入っていないなど、メンタルな注意が多い。

富田高校は県内では強豪校の1つだが、昨年は県大会準優勝、今年は3位に終わった。

新チームになったばかり、気持ちが緩みがちな時期だけに、厳しい注意を与えているのだろう。

厳しい表情が、インタビューを受けるときにはぱっと優しい顔になる。人柄がしのばれる。

村田先生は横浜出身。國學院大學、日本リーグでバスケットを続けた後に、富田高校のバスケット部顧問に就任して12年になる。

生徒の内側から出てくるやる気を引き出す指導

「私が着任したころ、部員は7人くらいしかいなくて、県大会にも出場したことのないチームでした。だから最初は、ハードな練習が必要だ。相手が3時間練習するならうちは5時間練習しないと勝てないだろうという指導方針でやっていたんです。

でもそれだけではうまくいかない。いろいろ試行錯誤がありまして、例えば例えば先生から与えられる100本のダッシュをやるよりは生徒が自分たちで取り組む20本のダッシュを大切にしたい。要はやらされることじゃなくて生徒の内側から出てくるやる気をどうにか引き出す指導をしたいなという風に考えるようになりました」

勝負の分かれ目は一瞬

村田先生が選手一人一人の表情を観察し、的確な指示を与えていたのには、そういう背景があったのだ。

 

「やはり勝負の分かれ目というのは一瞬のものなので、練習中に気が抜ける選手は、ゲーム中も絶対気が抜けるます。その一瞬で、みんなで一生懸命やってきたものが台無しになるんです。だから、常日ごろ目を光らせています」

12年間で、県内屈指の強豪にはなった。でも、いま一歩が足りない。その足りない部分は何だろうか?

 

「基本的には勝負に対する厳しさがまだ足りないかなと。生徒たちの自主性を引き出したいと思ってやる反面、まかせておくだけだと生徒たちの甘さが出てくるんです。

生徒たちが例えば僕がダッシュ20本でいいと言っても”いや30本やります”って言うくらいにならないと、インターハイとか全国大会には行けないのかなと感じています」

お互いに厳しさを持ってやることが優勝の条件

今は、夏の疲れが出て、苦しいところなのだそうだ。

「多分、優勝したチームはどのぐらいやれば優勝できるって知っていると思うんです。でも僕らは優勝したことがないので、これでもかこれでもかって練習をしなければ。そこら辺にまだ甘さをかんじます。それを生徒のせいにしちゃいけないですね。やっぱり僕自身にもやっぱり甘さがある。お互いに厳しさを持ってやることが優勝の条件だと思います」

10月に冬の全国大会の県予選がある。ここで優勝すると、東京でのウィンターカップが待っている。

「素材的には、非常に優秀な選手たちを預かっていると思っています。その良さを引き出せるようにするためにも、私自身がもっと勉強しなくてはいけないと思っています」

Crick

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