世の中に出ていく女性として、しなやかさと強さと知性を持ってほしい
みてみて!うちの部活!
2016/10/04
聖マリア女学院高校 英語ディベート部 その2
岐阜市の聖マリア女学院高校は、緑豊かな自然に囲まれた恵まれた環境にある。
教室からは、英語で議論をする女子生徒たちの活気ある声が聞こえてきた。
英語ディベートは特定の論題に対して、肯定否定の両サイドに分かれてどちらの意見により説得性があるかを競う。顧問の清水治美先生に聞いた。
顧問の清水治美先生
「この4月に顧問になったばかりです。慶応義塾大学では美学美術史を専攻しましたが、英語が好きでいつか塾を開きたいと思っていました。子供が幼稚園に入ったころ、知人から頼まれて自宅で英語を教えるようになり、同時進行で英検の勉強をし、英検1級に合格しました。小学校3年生から70歳くらいの方まで、教えた経験があります。また通訳を養成する学校でも学びました。その後マリアで非常勤講師となり、教員免許を通信教育で取得し現在に至っています。」
教室での学びだけではなく、様々な英語教育の現場での経験を積んだ清水先生、それだけに英語ディベート部のもつ意義についても、しっかりした考えがある。
「英語ディベートというのは、基本的に英語のロジックだと思うんです。客観的にエビデンス、証拠を出していって、反論するということは、男性も女性もない世界ですから、これを身につければ女性も強くなれるというふうに思います。男性を説得するには、やはり理論でいくしかないですから」
聖マリア女学院の英語ディベート部はこれまでも多くの実績を重ねてきた。
「留学帰りの生徒たちが、すごく頑張って、毎日夜中までがんばって、文章も全部暗記してとか、ものすごい精力を注いでいました。そういう先輩に憧れてディベートを始めるんです。でも、まだまだ足りない。習い事などを持っている子もいるので、ディベートだけに全力を注ぐという状況ではないんです。受験のためにやめた生徒もいます。
だから、できるだけ時間を無駄にしないよう指導しています。若い女の子は集まったらおしゃべりが多いですから(笑い)。ちょっと怖い顔をしたりします」