好きなことを究めて才能を伸ばす工業高校生の学校生活を「宮工祭」で見た! 埼玉県立大宮工業高校 宮工祭

みてみて!うちの部活!

2016/12/17

埼玉県立大宮工業高校 宮工祭 1

埼玉県立大宮工業高校の「宮工祭」が11月12日(土)、13日(日)に盛大に催された。創立91年の歴史と伝統をもつ学校は、地域や企業と協働で、ものづくり人材育成に取り組んでいる。生徒は豊かな人間性を育みながら、やりたいことに取り組むことで、自分でも気がつかなかった才能を開花させていく。その一端がわかる文化祭だった。

多くの人が学校を訪れる 伝統のアーチでお出迎え

「宮工祭」の立て看板が見える正門

建築科3年生が作った今年のアーチ

校門を入ってすぐ目に入るのが、宮工伝統のアーチ。毎年、建築科の3年生が全員でデザインから施工までを担当している。今年は、木組みの下部を黒い板でおおい城壁を連想させる力強いアーチだ。上部には「ようこそ 宮工祭へ」の文字。真ん中は太鼓橋のようになっているのでアップダウンが味わえ、渡る人をワクワクさせる。

そして、下りたその先にミニ新幹線が走っている。5インチゲージの北陸新幹線(E7系)を、昨年、創立90周年の記念に4学科のコラボレーションで製作し、今年も機械科が担当してミニ新幹線を走らせている。子どもは「ビュンと走って」と喜び、大人も童心にかえって、周囲の紅葉を見回していた。

機械科の課題研究で3年かけて作ったミニ新幹線にはものづくりのエッセンスが籠められている

電気科の生徒が製作したミニ北陸新幹線。運転手さんも電気科の生徒。

パネルにはこのミニ新幹線の製作工程が書いてある。車輪からボディーまですべて手作りである。

工業高校ならではの学習内容をイベントや展示物でみてほしい

宮原浩校長の話

「宮工の宮工による宮工のための宮工祭!!〜見よ!我ら宮工生を!!」のテーマで、各クラス、学科、部活動、有志団体が準備しました。工業高校ならではの、特色ある専門学科の学習内容の一部を実際にできる体験教室もあります。各科ごとの内容を生徒から聞いたりもでき、進路を考えている中学生も自分の目で工業高校をみられる機会です。

展示では、『ロケット甲子園』で優勝したロケットの実物を展示しています。試行錯誤の末、3回目の挑戦で優勝を獲得し、来年はパリ大会に出場予定です。

また、本校は地域住民と学校が協働型の学校運営を行っていて、幼稚園や小学校で出前講座を開いています。小学生対象の絵画コンクール「ステキなタテモノ」を今年も募集をしました。小学生が描いた絵画と、建築科が入選作品を模型で再現したものを展示し、13日には入賞者の表彰式も行いました。今後も地域の方との連携を密にしたいと思っています。

土曜日の開催は昼からでしたが、来場者は600人。本日日曜日は午前中から開催していますから、さらにたくさんの方にきていただいているようで、うれしいことです。

ロケット展示教室での宮原浩校長(左)  

「ステキなタテモノ」アイデアコンクール優秀作品と建築科が作った模型

ロケットに搭載した生卵に ヒビが入ったら失格

「祝・ラジオ部ロケット甲子園2016優勝/世界大会(フランス)出場決定」

正門脇の横断幕にお祝いの言葉があったロケットの展示があるのは、ラジオ部の展示室。ラジオ部は今年3回目となる「ロケット甲子園TARC17」に出場し、見事初優勝を飾った。

競技内容は、国際競技規則に則った1m級のモデルロケットを自主開発し、指定の高度へ打ち上げて、指定時間内にパラシュートで落下させるもので、その際、搭載された生卵にヒビを入れずに帰還させなければならない。

「今回はロケット本体は、上部と下部の太さを変える異型とし、さらに分離させなければなかったので、何度も試作機を作り、実験を繰り返しました。4階から何度も落下させ卵が割れない仕組みを開発し、ボティの凹凸をなくし、パラシュートの色や材質を研究し、完成度の高さにこだわりました。夏休み返上で朝から夕方まで製作した結果が出せてうれしいです。

僕は高校に入るまでは特にロケットに関心があったわけではなく、先生に誘われてロケットの魅力にはまりました。そして、将来的には宇宙関連の仕事がしたいと思うようになりました」と松村倫太朗くん。

コンテストのあった能代市の大会当日は台風が近づいていて、時おり風が吹きロケットを見失うチームが続出したあいにくの天候で、宮工チームは1回目は帰還した卵にヒビがはいって失格。2回目の打ち上げはほぼ正確に打ち上げることができ、過去の大会で、どのチームもなし得なかった正確な記録で、優勝するという快挙だった。パリで行われる世界大会に向けてまた、新たなロケットを作って挑戦するそうだ。健闘を祈る

ロケット制作の過程、大会の模様、優勝への道は大宮工業高校HPに詳しい。

 

ロケット製作をしたのは写真左から、松村倫太朗くん(2年)、志水暸太くん(1年)、 岡地弘樹くん(1年) 

ロケットの世界大会出場という偉業を讃える正門脇の横断幕

失敗してもめげずに何度でも挑戦することが 才能を開花させるコツ

ラジオ部顧問 竹前泰治先生の話

「展示室には優勝したロケットを展示していますが、机上だけでは空論にすぎません。まず考えたら形にすること。そして試す。失敗したらなぜ失敗したかを考えて、また作る。それを何度も繰り返します。考えること。めげないことが大切です。本校の生徒はまじめなので、基本的なことをしっかりやることができます。それで得意な分野の才能を伸ばすことができるようになるのだと思います。今回は遊んでもらうように、バネ式のおもちゃのロケットも作りましたので、飛ばしてみてください。

ラジオ部ではロボット、アマチュア無線と生徒が興味をもつことをやっていて、それぞれの大会で好成績をおさめています」

次回は、県代表として全国大会に出展が決まった美術部の立体アートのことから紹介していこう。

埼玉県立大宮工業高校

〒331-0802 埼玉県さいたま市北区本郷町1970
048-651-0445

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