動物をしっかり観察できる力を養う 動物に触れ合う喜びに包まれて 東京都立園芸高校 家畜部

みてみて!うちの部活!

2017/02/16

東京都都立園芸高校 家畜部

・学校のキャッチコピー「~緑と食と命の学園~」動物科に学ぶ生徒と、園芸科・食物科に学ぶ生徒で構成する「家畜部」、約50名の大所帯。

穏やかで勤勉な校風、学校の魅力を德田安伸校長はこのようにあらわした。
「楽しくコツコツ」。
「園芸高校の校是は『勤勉勤労」です。これは108年前の開校当時の生徒心得に由来しており『コツコツ』やるということです。本校は、この校是によりコツコツと木を植え、庭を造り、盆栽を管理してきました。その甲斐あって、今では百年ハナミズキ、百年イチョウ並木、貴重盆栽など教育財産の宝庫となっています」。

初冬の晴れた午後、黙々と動物の世話をする生徒たちに出会った。冷たい水も使うし力も要る。汚れ作業もある。
2月のコンパスナビTVは、東京都。第二弾は「東京都立園芸高校 家畜部」をお届けしよう。
テレビ東京を視聴できないエリアの皆さん、2月10日の放送を見られなかった皆さん、ぜひごらんくださいね!


畜産実習棟に入ると「クロミ」ちゃんが出迎えてくれた

白色レグホン、ウコッケイ、おうはん、ロードアイランドレッド

赤外線で暖めている

緑と食と命の学園

園芸科・食品科・動物科を有し 自然に学び、未来を学ぶ

德田安伸校長

・教育目標を次のように掲げる。
1.幅広い知識と教養、農業に関する専門技能、科学的態度を身につけ、自ら考え行動する態度を養う。
2.互いの人格を尊重し、思いやりをもって行動する態度を養う。
3.自立及び自律の精神を培うとともに、勤労を重んじ主体的に社会の発展に寄与する態度と健やかな身体を養う。
4.伝統・文化を尊重し、その継承と新しい文化の創造に貢献しうる能力や態度を養う。
5.生命を尊び、自然を大切にし、環境の保全に寄与する態度を養う
・学校の教育目標を達成するための基本方針
1. 基盤教育と専門教育の改善充実および身につける資質・能力の到達目標の明確化を図る。
2.学校・家庭・地域との協力体制の下、学校全体の教育活動をとおして道徳教育の充実を図る。
3.農業実習、部活動の充実及び奉仕活動、地域連携活動の推進を図る。
4.伝統・文化の継承に係る教育活動及び広報活動を推進する。
5.本校の教育財産を活用し、人と人、人と自然のあり方を追求する個性豊かな教育活動を展開する。

園芸高校HP 校長あいさつから

本校は、明治41年に「東京府立園芸学校」として開校した農業・園芸の専門高校です。お蔭さまで今年創立108年を迎えます。100年を超える都立高校は明治期に開校した当時の府立中学の日比谷高校や戸山高校など10校程度しかありません。そういう意味で本校は100年以上我が国の農業・園芸教育の中心を担ってきた学校と言えます。
世田谷深沢という閑静な住宅街に9万平方メートル(東京ドームのグラウンドの7倍)という広大な校地を持ち、その約7割を庭園圃場が占めています(他にも玉川農場、伊豆下田農場を持っています)。校内には100年を超える多くの巨樹が育ち、木々を抜ける風や鳥たちのさえずりで満たされています。「百年の森」とは良く言ったもので、生徒は百年の巨樹たちに見守られながら日々の学習に励んでいます。その上、園芸科2、食品科1、動物科1の学年4学級、定時制園芸科も1学級という少学級編成です。生徒一人当たりの校地面積は260平方メートルで、普通教室の広さが約65平方メートルですから、何と一人教室4個分の広さがあります。そのくらいゆったりとした学習環境の中で心豊かに学校生活を送ることができます。

 

広い敷地はなんと9万平方メートル(東京ドームのグラウンドの7倍)

部長 長島未季さんに聞いた

動物が好きで、授業以外でも動物と関わりたいから家畜部に入りました

部員は47名(男子11名、女子36名)(3年3名、2年19名、1年25名)で活動

レポーター:3年生の長島未季さんにインタビューしたいと思います。こちらの部活は普段どんな活動をされているのですか。
長島:こちらは普段、生徒が当番制で動物の世話をしています。
レ:どんな動物がいるんですか。
長島:チャボ、ウサギ、チンチラ、カメ、ハト、オシドリがいます。いろいろ、いっぱいいます。部員は約50人くらいいまして、当番を10人ずつぐらいで回しています。
レ:学校が長期のお休みのときは世話はどうされるのですか?
長島:夏休みの世話も当番制でやっています。
レ:この部活のなかで楽しいことはなんですか?
長島:管理が終わった後に、動物と戯れることがとても楽しいです!
レ:動物と触れ合うことが何よりも好きだ、ということですね。逆に、この部活の中で苦労することはありますか?
長島:病気になってしまった子とかを、たとえば、チャボとかが寒さで体調を崩したりするんですけど、保温などして対策するのが大変だというときがもちろんあります。
レ:ではやりがいを感じるときはどんなときですか?
長島:やりがいは、毎日動物が元気でいてくれるということで感じます。
レ:同じ部活動の仲間ってどんな存在ですか?
長島:やはりみんなで協力していくので、大事な人たちだなと思います。

長島さんの将来の夢は?

長島:動物園の飼育員になりたいです。また、鳥が好きなので鳥カフェ、鳥の専門店のスタッフなどにもなりたいなとも思っています。
レ:どんな動物飼育員、どんな鳥カフェスタッフになっていきたいと思いますか?
長島:いろんな人に動物の魅力を伝えられる人になりたいです。
レ:将来は、この部活動で学んだこととか体験したことをどうやって生かしていけると思いますか?
長島:動物のことを伝えるというのはいろんな人と協力しなければならないので、部活動で身に着けた協調性と動物との接し方というのを生かしていきたいなと思っています。
レ:長島さんにとって動物の魅力って何ですか?
長島:動物は日々本能で必死に生きています。人が施せばとそれに応えてくれるというところがとても魅力と感じます。
レ:3年生と言うことで卒業に向けてこれをやりたいという意気込みをお聞かせください。
長島:動物が過ごしやすいように(今寒い時期なので)小屋を作ってあげたいなと、環境改善をしたいなと考えております。
レ:小屋は自分で作るんですか?
長島:はい、作ります。
レ:すごい!
後輩に残したいメッセージがあれば、是非お願いします。

部員がいっぱいいて(50人)、誰かがやってくれるかもと思っているかも知れないのですが、動物は生きているものなので、一生懸命部活に取り組んでほしい

長島:今、部員がいっぱいいて(50人)、誰かがやってくれるかもと思っているかも知れないのですが、動物は生きているものなので、一生懸命部活に取り組んでほしいなと伝えたいですね。
レ:この部活を通じて学んだことは何ですか?
長島:授業以外にも動物と関われる時間があるので、動物の観察の仕方とか、接し方を学べました。
たとえば先ほどのウサギのように臆病なところがある動物は後ろから追いかけずに、ちょっと前からしゃがんで優しくつかまえてあげるという接し方とか、チャボは膝に乗せて撫でるとおとなしくなる、など接し方を学びます。
レ:部活動の中で印象に残っていることは?
長島:園芸展(文化祭)のときに、出し物で「動物との触れ合い」をやりまして、後輩たちと協力して行い、お客様に喜んでいただけたので、それはとても印象に残っております。
レ:どのような動物と触れ合えるのですか?
長島:チャボ、ウサギですね。
レ:触れ合ってもらう体験を通じて、何を感じましたか?

長島:チャボを知らないお客様がいるのですが、その魅力やウサギの生態などを知ってもらえてうれしかったです。最後に笑顔で「ありがとうございました」と言ってお帰りになるのがとてもうれしかったです
レ:長島さんは何がきっかけで動物を好きになってのですか?
長島:物心つく前から家に猫がいましたし、テレビでも動物番組をよく見て育ち、動物が好きになりました。
レ:それが将来の夢にずっとつながっていったということですね。
長島:はい、そうです!
レ:ありがとうございます。

顧問の不二山佳代先生にお話を伺った

動物は調子が悪かったとしても自分で声に出して言えない、しっかり観察してちょっとおかしいなと気づいてほしい。

部長の長島さん、鈴木さんは何事も一生懸命取り組む生徒たちです。

レポータ:顧問の不二山佳代先生にお話を伺います。畜産部の特徴を教えてください。
顧問 不二山先生:園芸高校には動物科(学科)以外にもとても動物の好きな生徒がたくさんいますので、他の科の生徒でも入れるというのが畜産部の一番の特徴です。
部員の半分くらい(約25人)が他の科(園芸科・食品科)の生徒が入っています。

レ:長島さん、鈴木さんは普段はどんな生徒さんですか?
顧問:頼まれたことをなんでもやってくれたり、何事にも一生懸命取り組む生徒たちです。
レ:普段の部活動の雰囲気はどんな感じですか?
顧問:部員がたくさんいるのですが、飼育している動物自体が少ないので、(空間的に)狭いな、たくさん人がいるなと思います(笑い)。和気藹々という感じです。
レ:生徒たちにはどんな大人になってほしいですか?
顧問:皆素直でにこにこしています。今以上に笑っていられるように、自分のやりたいことをやってほしいと思います。

動物をしっかり観察できるようになってほしいということと、いろんな学年の生徒と関わって、人間関係を深めていってほしい

レ:部活動で何を学んでほしいと思いますか?
顧問:一番は動物をしっかり観察できるようになってほしいということと、いろんな学年の生徒と関わって、人間関係を深めていってほしいと思っています。
レ:具体的に「動物を見る」というのはどういうことですか?
顧問:動物たちは調子が悪かったりとかを自分での声に出して言えないので、しっかり観察して、ちょっとおかしいなと気づいてほしい、自分で気づけるようになってほしいと思います。
レ:最後に、生徒たちがキラキラ耀いている瞬間って、どのようなときですか?
顧問:動物と触れ合っているときですね。表情がキラキラしています。

不二山先生のお人柄を感じさせる飼料容れの蓋のイラスト

広く美しい学校だ

動物好きにはたまらない魅力、それが家畜部だ

伝え切れなかったことは稿を改めて伝えていく予定です。

東京都立園芸高等学校

〒158-8566 東京都世田谷区深沢5-38-1

TEL  03-3705-2154

Crick

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