私学七強の流れをくむ名門野球部として #阪南大学高校硬式野球部
注目! 素敵な人、すごい部活!
2017/02/20
阪南大学高校 硬式野球部 その1
大阪府南部の松原市にある阪南大学高校は、男女共学の私立高校だ。
最寄り駅である近鉄高見ノ里駅を降りて徒歩数分。真新しい木のぬくもりを感じる校舎は、明るい雰囲気に包まれている。
この学校は、かつての大鉄高校、いわゆる大阪府の硬式野球「私学七強」の一つとして、夏の大阪府大会を沸かせてきた(2016年11月取材)。
甲子園で活躍した名門校
古くは土井正博、福本豊とプロ野球名球界入りの大選手を輩出。平成に入ってからも、岩本勉投手など、プロ野球で活躍する名選手を生み出している。
やりよるなあ、というのが率直な感想でした
片岡定治監督
片岡定治監督は、2011年11月に就任した。以来丸5年、硬式野球部を率いてきた。
「本校のOBです。(当時大鉄高校の)キャプテンでしたが、高校時代はPL学園に敗れて甲子園には奨めませんでした。法政大学を経て、社会人野球の東芝で選手、コーチを務めたのち、少年野球のボーイズ、リトルシニアリーグの指導者になりました。その後、高校野球の指導者になりました。
私学七強の時代から比べると、甲子園からも遠ざかってしまいました。
5年前に監督になった時も、昔とはずいぶん違うのだろうな、と思っていたのですが、案外いいじゃないか、伝統も受け継いでいるし、やりよるなあ、というのが率直な感想でした」
「私学七強」
ちなみに「私学七強」とは、興國高校、明星高校、PL学園高校、浪商高校(現大阪体育大学浪商高校)、北陽高校(現関西大学北陽高校)、近大附属高校、大鉄高校(現阪南大学高校)のこと。
ここからPL学園高校が抜け出し、その後は大阪桐蔭高校、履正社高校など、新たな強豪が登場している。激戦区大阪で勝ち抜くのは大変なことなのだ。
基本はしつけ
「もう伝統ある私学七強という意識は、生徒たちにはなかったですね。だから意識を高めないと思いました。挨拶から始まって、掃除、動き方一つとっても、変えていかなければならない。メリハリをつけなければならない。時には厳しく言うこともありました」
その当時は、夏場の練習時にはグランドを出て勝手に水分補給をする選手もいたという。
片岡監督は、野球に集中させるために「練習中はグランドから一歩もでるな」と言った。
「基本はしつけです。例えばだらしないユニフォームの着方をしているとか、ボタンが外れているとか、生活の基本をただしていく。何が高校生らしいのかを考えさせました。そのうえでチームとしての一体感を作っていきました」
以下明日に続く。
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