中高生が製作した「ペーパージオラマ」の世界が、地域を結び、新たな価値を生み出す

みてみて!うちの部活!

2017/07/06

東京都立大崎高等学校 ペーパージオラマ部 ①

ペーパージオラマとは、鉄道模型の背景をできるだけ紙を使って立体で表現したもので、中学生・高校生の作品展が東京・新橋で開かれた。現在、学校部活でジオラマ製作に力を入れている学校が広がりをみせている。
第1回は「第1回ペーパージオラマグランプリ2017」(3/20、21)を開催にこぎつけた都立大崎高校はじめパーパージオラマグランプリ作品展実行委員会に背景や経緯を聞く。

東京都立大崎高校ペーパージオラマ部の顧問 庭野 裕先生からご連絡をいただいた

東京都立大崎高校ペーパージオラマ部の顧問 庭野 裕先生からの次のようなご連絡をいただいた。

「中学生・高校生が制作したペーパー鉄道ジオラマの コンクール・作品展を実施します

~行政・学校・企業の協働で中高生の活動を応援~

東京都立大崎高等学校全日制ペーパージオラマ部(東京都品川区)は品川区立八潮児童センターならびにトッパン・フォームズ株式会社(東京都港区)を会場とした「ペーパージオラマグランプリ2017」に出品いたします。

当部は全国高等学校鉄道模型コンテスト2014の1畳レイアウト部門で最優秀賞を受賞し、受賞作品と縁のある在日スイス大使館で半年にわたって展示したり、1964年当時の銀座4丁目交差点付近を再現したジオラマを銀座の皆様のご協力を得て切手として発行するなど、高校生のモノづくり活動だけにとどまらず、広く地域の皆様と連携した特色ある活動を展開しております。

本大会「ペーパージオラマグランプリ 2017」は、本校の活動をさらに発展させて広く中学生・高校生の皆さんに紙でのものづくりを進め、社会に発表していく機会をつくろうと、コンクールは品川区立八潮児童センターが、作品展 は作品展実行委員会・(一社)日本ペーパークラフト協会は主催して行われます。 元々が児童センターのイベントから始まった企画にも関わらず、多くの企業・団体のご協力をいただいての初開催となります」

ペーパージオラマのパイオニア大崎高校に触発されて応募してきた中学校高校の作品を拝見しにトッパンフォームズビルを訪問した。

風景の中を列車が走る紙の立体模型

「ペーパージオラマ作品展」は、3月21日から25日までペーパージオラマグランプリ作品展実行委員会と一般社団法人日本ペーパークラフト協会の主催により、東京・新橋のトッパンフォームズビル1階で開催された。(審査委員長:ペーパージオラマ作家 田中秀幸氏)

この展示に先立ち、東京都品川区立八潮で、3月20日「ペーパージオラマグランプリ2017」が開催され、Nゲージ部門には東京、神奈川、埼玉など首都圏の16の個人、団体の26作品が出品された。NゲージA3部門大賞を受賞したのは『〜商店街の名は。〜』の青稜中学校・高等学校 鉄道自動車部。学校に近い東急大井町線駅を150分の1のスケールで再現。「学生服まで細部にこだわり、普通はプラスチックで制作するところも紙を使用するなど工夫しました」と齋藤源輝部長がいうように、紙を最大限生かした紙率は95%の力作。その他、観覧車や渓谷のある風景などがあり、現実の風景を模したて精巧な作品ばかりだった。

新橋駅に近いトッパンフォームズの会場は、窓外に新幹線やゆりかもめの往来を眺められ、展示されたジオラマの電車や新幹線と現実の列車が交錯する絶好の立地で、見る人をうっとりさせた。

ペーパージオラマ Nゲージ A3ペーパークラフト部門 大賞・金賞 受賞!

青稜中学校高等学校

きれいな字で解説が書かれていた

ペーパークラフトを継承・発展させる協会が発足

一般社団法人日本ペーパークラフト協会理事・事務局長の楠田信太郎さんにその意図などの話をきいた。

鉄道模型の背景をできるだけ紙を使って立体で表現するペーパージオラマのコンクールは今回、初めて行われた。一般社団法人日本ペーパークラフト協会理事・事務局長の楠田信太郎さんにその意図などの話をきいた。

なぜコンクールを開催したのか?

近年、エコや環境問題がとりざたされるようになり、改めて「紙を素材」とする製品が見直されています。また、紙の立体開発技術は、長年の経験のよって磨かれて蓄積されてきて、「日本の得意技」として海外でも評価されています。

しかし、その市場をしっかり見据えて開発や教育という専門的な機関もなく、技術の継承や啓発といった機会もありませんでした。そこで、これらの問題に取り組み、国際的な連携を目指す取り組みとして、複合的な団体活動を実施する組織として、日本ペーパークラフト協会は2010年に設立されました。

第一回の「ペーバージオラマグランプリ2017」は、積極的に作品の展示、コンクールなどで、産業の発展に生かし、ビジネスの場を広げるという趣旨に基づいたものです。

大賞を受賞した青稜中学・高校は学校の近くの駅をよく観察し、組み立て、すばらしい作品を製作しました。身近かな建物などをペーパークラフトで完成させた経験は生徒の大きな力となったに違いありません。たとえば、都立大崎高校のペーパージオラマ部は数々の受賞歴があり、一昨年の秋には銀座の街並を製作のために、銀座の建物の歴史を調べ、話をきき、素晴らしい作品に仕上げました。取材の過程や展示会などでクラフト作家やビジネス社会との接点もできたときいています。高校生のときから社会に繋がる経験ができたことは、その後の人生の大きな自信にもなることでしょう。

このように、大人が後ろ盾となって、若い世代に紙への認識、紙へのこだわり、生活用品で使っているものにも目を向けてもらえるような教育や普及ができたらと協会では考えています。平安時代から続く紙の文化を、鉄道や街などの興味のあるジオラマ製作を入口として持ってもらえたらと思っています。

楠田事務局長は、㈱紙宇宙の代表取締役だ

立体的で楽しいポップアップ名刺をいただいた

ペーパージオラマグランプリ2017

コンクール各賞

ペーパージオラマ プラレール1畳ペーパージオラマ部門の作品

なんと大崎高校顧問庭野裕先生も中高生に混じって出展していた

次回は、大崎高校ペーパージオラマ部が百貨店で展示をしたことなどを報告する

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