高校の演劇関連団体に所属していない、それを自由度自主性の高さに転換!  群馬県工業高等専門学校 演劇部

みてみて!うちの部活!

2017/04/02

群馬県工業高等専門学校 演劇部 ②

独立行政法人 国立高等専門学校機構 群馬工業高等専門学校
 国立高等専門学校機構群馬工業高等専門学校は,中学校卒業者を対象とする本科の5年間,さらには,2年制の専攻科を加えた7年間の一環教育により,一般科目及び工業に関する科目を教授して,豊かな教養と高度な専門技術を身につけた視野の広い科学技術者を育成することを目指す,高等教育機関だ。
 高専の演劇部、顧問 金子忠夫先生は「高校の演劇関連団体に所属していないのが残念と思うこともあるでしょうが、逆に、他の高校と違って自主的な部活動ができているので、この点を生かしてさらに楽しんで欲しい」とおっしゃった。

3月のコンパスナビTVは、群馬県。第四弾は「群馬県工業高等専門学校 演劇部」の後編をお届けしよう。
群馬テレビを視聴できないエリアの皆さん、3月26日の放送を見られなかった皆さん、ぜひごらんくださいね!
(取材 2017年1月14日)

全部、自分たちでやっている!

部員は 3年 7人 2年 7人 1年 3人 計17人(内女子6人)(取材時2017年1月)

演目の決定から練習場所・日程の管理まで部活動に関わるほとんど全てを部長を中心に決定し運営している点が特徴である

まず、高専ってどういう学校なのかご紹介しよう

独立行政法人 国立高等専門学校機構 群馬工業高等専門学校


国立高等専門学校機構群馬工業高等専門学校は,中学校卒業者を対象とする本科の5年間,さらには,2年制の専攻科を加えた7年間の一環教育により,一般科目及び工業に関する科目を教授して,豊かな教養と高度な専門技術を身につけた視野の広い科学技術者を育成することを目指す,高等教育機関だ。
本科として,機械工学科,電子メディア工学科,電子情報工学科,物質工学科,及び環境都市工学科の五つの学科がある。本科においては,理論とともに,実験,実習,設計製図などの実技を重視し,人間形成という観点から一般科目にも力を入れ,生活面でも自由な雰囲気の中にも自律を重視した指導を行っている。

顧問 金子忠夫先生に演劇部の概要を教えていただいた

 

■顧問の金子忠夫先生は担当教科は「材料学」「機械設計」等

■部の人数(学年、男女比)

3年 7人 2年 7人 1年 3人 計17人(内女子6人)

■部の特徴

演目の決定から練習場所・日程の管理まで部活動に関わるほとんど全てを部長を中心に決定し運営している点が特徴である。

■部長の島田健太郎(シマダケンタロウ)君(取材時3年)は、物質工学科に所属。
責任感があり部全体を良くまとめている。

■生徒に望むことは?

高校の演劇関連団体に所属していないのが残念と思うこともあるでしょうが、逆に、他の高校と違って自主的な部活動ができているので、この点を生かしてさらに楽しんで欲しい。

お話を聞いた

3年生だ、1月の公演で引退する

3年の島田健太郎君(部長)にお話を聞いた

レポーター:部長を務める3年生の島田健太郎君にお話を聞いていきます。お願いします。
部長 島田健太郎君:お願いします。
レ:まずお聞きしたいのは、なぜ演劇部に入ろうと思ったのですか?
島田:志望したというのではなく、誘われて入ってみて、という感じですね。
レ:どなたに?
島田:林さんです。
レ:林さんに!誘われたんですね!
島田:誘われて入ってみてそこからはまったというわけです。
レ:今は部長を務められていますからね。すごいですよね。それまでは、何か演劇に興味などあったりしたのですか?
島田:そうですね。演劇に興味があるというのは特になくて、でもテレビとか見ていてアニメとかドラマとか、声優さんとか俳優さんの仕事を良いなと思ったことはありますね。
レ:あれだけすごい演技をされていて・・・・・・。
島田:ありがとうございます。
レ:ちなみに練習時間ってどれくらいなんですか?
島田:普段部活があるときは部活動の時間内で3時間ちょっとくらいやっていまして。後は個人的に台本を覚えるとかで家でちょくちょくやっています。
台本を覚えるのすっごい大変ですね!
レ:暗記方法とかどうされています?
島田:僕は大体声に出して読むとか、後は実際に声に出して読みながら、紙に書いてみる。
レ:実際にセリフを書いて頭で覚えるんですね。すごいですね。舞台までには地道な練習があるんですね。
島田:自分では台本を覚える作業が一番大変だなと思っています。
レ:そうなんですね。脚本とか演出などはどうやっているんですか?
島田:脚本はインターネットのページで台本が上がっているところがありまして、そこから部員たちが「これいいんじゃないの?」って引っ張り出してきて、それを皆で選んでいって、それと同じに演出も皆の中から選んでいって自分たちでやっていくというような感じを取っています。
レ:皆さんでこういう物語をやろうと話し合いがあって・・・・・・。
普段、部活動以外って何をされていますか?
島田:部活動以外は大体バイトですね。
レ:そうなんですね。バイト中も演劇のこと考えたりしますか?
島田:「このセリフどうしようかな」みたいなことを・・・・・・。
レ:大好きなんですね。
この部でのやりがいを教えて下さい。
島田:演劇っていうのは、自分一人じゃ何もできなくて、
皆があってこそできるものなので、皆が一丸となって一つのものを作りあげていくというのがやりがいだと思っています。
レ:部活動の全体の雰囲気はどうですか?
島田:性別、年齢問わず皆仲が良いと思います。
レ:大体男女比率はどうなっていますか?
島田:今は男子の方が少し多いですね。昔は女子が多かったようです。
レ:良い戦力が増えたんですね。
部活動の仲間との絆のエピソードはありますか?
 絆が深まったなという瞬間など。
島田:今回の公演なんですが、初日の方で僕がすごいミスをやらかしてしまいまして。本来ならここで言わないようなセリフを言っちゃったんです。皆のおかげでアドリブなどを入れてなんとかなりました。そこでまた(絆が)深まったのではないかと思います
レ:臨機応変さも必要なんですね。
ライバルっていますか?
島田:いないというか、皆それぞれ個性を持っていて、自分はまだライバルになれるような立場になっていないんじゃないかなと思いますが。
レ:すごく謙虚ですね!(笑)皆さんすごく仲が良いですね。
尊敬する人はいますか?
島田:林さんはずっと長く一緒にいるので、演技力や感性にはすごく尊敬しています。
レ:島田君はいつから演劇部に入ったのですか?
島田:1年生の夏休み前くらいです。帰って勉強などをしていました。
レ:その時から比べて生活は変わりましたか?
島田:だいぶ変わりましたね。演劇中心の生活に変わりましたね。
レ:常に演劇のことを考えてたのしそうですものね。
群馬高専の強み、特徴はありますか?
島田:自分たちでなんでもやっちゃうという、なんでもできるという・・・・・。こちらの照明もなんですよ。
レ:これ気になっていたんですよ。
島田:これは一斗缶の中にホームセンターで売っているような、工事現場で使うような照明機材を入れて照明として使っているんですけど・・・・・・。
レ:すごいですね!皆さんで作ってるんですか?
島田:これは昔の先輩たちが作ってくださったもので、これはハロゲンのランプを使っているので、オレンジ色っぽい暖かい色あいを出せるのが特徴かなと思っています。
レ:すごいですね!照明器具まで作ってしまうんですね。
群馬高専の強みですよね。
島田:実はこの舞台とかも全部そうなんです。
レ:え!すごい立派な舞台です。組み立てるのにどれくらいかかるんですか?
島田:ちゃんとこういう形になるには、1時間くらい。運搬が結構大変なんですよね。
レ:いつも同じ場所というわけではないですものね。こういう風な舞台美術なども皆さんでやられるのですね。
島田:皆で考えてやっています。
レ:部長として、苦労したな、悩んだなということはありますか?
島田:今年度は1年生があまり入ってこなかったので(その前は多かった)、今が3人なんですが、でも期待の新人がいますので、関口君です
レ:関口君、後でお話を聞かせてください。(前号にて紹介済)期待の新人が入ってきて心強いですね。
何か壁にぶち当たったとき、どういう風に乗り越えていますか?
島田:家族とか、仲の良い部員たちによく相談したりします。
レ:将来の夢を聞いてもいいですか?
島田:実は小さいころから研究者に憧れていて、特に微生物の研究をしてみたいなと考えています。理科が好きだった、そこから来たんだと思います。僕の専攻が化学、生物学で、普段からそういう勉強をしています。
レ:演劇の方は今後どうしていくんですか?
島田:研究者の道を目指していくと演劇に触れ合うことはなかなかないと思うのですが、演劇は楽しいので、どこかでできればなと思っています。
レ:もうすぐ引退されるということなんですが、(取材時2017年1月)3年間振り返ってみていかかですか?
島田:すごくあっという間でしたね。午後の部活動をしている時間というのは、長いなと思うときもありましたが、今思えばあっという間に終わっちゃったなという感じです。
レ:もう少しやりたかったなという感じ・・・・・。
島田:できれば。
レ:残りわずかの演劇部としての生活なんですが、何か目標とかありますか?
島田:これが最後の舞台になるので、この舞台を成功させるということです。
レ:最後に、演劇とは島田君にとってどのような存在ですか?
島田:演劇とは僕にとっていろいろなことを教えてくれた先生のような感じかなと思っています。仲間たちの絆などを教えてくれました。
レ:思い出が詰まった三年間になったのではないでしょうか。ありがとうございました。
島田:ありがとうございました。

自主性を尊重し、優しく見守り続ける顧問 金子先生にお話を聞いた

顧問 金子忠夫先生に話を聞いた(取材時2017年1月)

レポーター:顧問の金子先生にお話を伺っていきたいと思います。
まず、群馬高専演劇部の特徴を教えてください。
顧問:見てもらえばわかったと思うんですけど、自分たちで全部やってるというそういう部活ですね。
レ:ものづくりのプロフェッショナルが集まっている感じですよね。
部全体の雰囲気としてはいかがですか?
顧問:良いと思いますね。上下関係もほとんどなくてですね、皆いっしょになってガサガサやっているという感じですよね。
レ:皆さん一体となって家族のような雰囲気がありますよね。先生がお父さんになって、温かい目で見守られていて。
まず生徒さんについてお伺いしていきます。3年生の部長である島田君、先生から見ていかがですか
顧問:よくやっていると思います。すべてを島田が仕切ってやっているという、そういう感じがします。
レ:すべてというのは構成、演出・・・・・・。
顧問:そうです。なかなか大した人物ですよ。
レ:どのような性格ですか?
顧問:温厚で明るくていいんじゃないでしょうか。
レ:部長としての風格がありますか?
顧問:前部長が林さんなんですよね。林さんがまたすごいい部長だったんですね。だから最初はたぶん大変だったんじゃないかと思います。でも、今よくやっていうと思います。
レ:では、今お話に出てきた林さんについて伺ってもよいですか?林さんは先生から見てどのような生徒さんですか?
顧問:すごいですよね。もう圧倒されているという感じがします
レ:どんなところが?
顧問:部活もすごく熱心なんですよね。演劇部だけでなくて吹奏楽部もすごく熱心にやっているんですよ。
レ:掛け持ちされているんですか?すごいですね。
顧問:すごいパワーです。
レ:今も演劇部と吹奏楽部?かつ昨年は部長も?素晴らしいですね。
顧問:成績も優秀ですよ。なかなか大したもんです。
レ:完璧女子じゃないですか!才色兼備ですね。
顧問:たぶんお母様が心配されています。今の状況をお母様にぜひ見せたいと。
レ:じゃあ、オンエア見たら・・・・・・
顧問:とても喜ばれると思います。
レ:じゃあ1年生の、これからグイグイ来る関口君についてはいかがでしょうか?
顧問:彼は機械科の学生なんですよね。私は機械科の教員なんですよ。
レ:実際に教えられている先生なんですね。
顧問:主力メンバーは部室なんですよ。機械科の学生はその中では意外に珍しいんですよ。関口には製図を教えています。もうちょっと真面目にやれ(笑)という感じです。
レ:部活中の関口君はどうですか?
顧問:すごく積極的で良いですよ。
レ:部活の方が生き生きされて・・・・・・。
顧問:そうですね(笑)。
レ:ご本人もすごく楽しいんだと話していましたものね。
先生が思う生徒がキラキラ輝いている瞬間ってどのような時だと思われますか?
顧問:いつも思うんですけど、高専に入ってくる学生って技術系ですよね。それを志向して入ってくるんだけれども、すごくいろんな多様性があるんですよ。演劇部なんて工業高専にはありそうな感じがしないじゃないですか?
レ:すごく珍しいですよね。
顧問:それをすごく楽しんでやっているところが、「ああ、いろんな多様性があるんだなあ」ってそういいう風に思いますね。あまり顧問が邪魔しないようにしています。
レ:温かく見守っているということですね。
(本日の公演を終えて)今日の公演を見ていかがでしたか?
顧問:良いんじゃないですかね!練習も何も全部自分たちでやって、ほとんど指導者らしい指導者ってていないんですよね。それで自分たちで組み立ててすべてやっていますので、それでこの規模でよくやっているって思いますよね。
レ:皆さんそれぞれで意見を交換しながら、試行錯誤しながらやられているんですね。
練習中の皆さんはどうですか?
顧問:今日ほど真面目じゃないですけどね(笑)
レ:今日はすごく真面目ですか?
それでは、先生が思う今後の演劇部の目標、どこに向かっていきたいかというのを是非お聞かせください。
顧問:できるだけ継続していってほしいと思うんですよね。やはり群馬高専で演劇をやっていくというのはけっこう難しいのですよ。しっかりしたリーダーがいるときは人数が増えていって、そうじゃないときはだんだん下火になっていく。そうしても波があるんです。だから何とか次世代のリーダーを作っていって活発にやっていってくれればなと思います。
レ:ぜひこの番組を見て、来年群馬高専に入学される方、もしかして演劇部に興味を持つ方もおられると思います。
顧問:そう期待したいですね。
レ:金子先生が生徒に望むことを教えてください
顧問:高専の演劇部って、高校の演劇団体のような団体に入っていないんですよ。
レ:そうなんですか!
顧問:高専単独でやっているという感じなんです。それなので、部員がすこし残念に思うことってあると思うんですね。高校生と同じ年代なのに、交流できない。ただそこは高専に入ったので、ないというのはわかっていて、彼らなりに一生懸命にやっているという、そういう感じはします。
たぶん卒業していって演劇をこのままやっていくということはないんでしょうが、でも何もないところを自分たちだけで企画立案からすべてやっていると。リーダーはリーダーとしてやっていくと。リーダーを皆が盛り立てている。
やはりそうやって学んだことってきっと将来役に立つ、きっと将来皆ある種のリーダーになっていくと思うので、その時にしっかり役に立つと思います
レ:演劇部で学んだことが将来生かしていけたらなと思っていらっしゃるんですね。皆さんすごく生き生きと楽しそうに活動されていますものね。どうもありがとうございました。
顧問:ありがとうございました。

3年 林美月さん(前部長)

1年 関口君

演目の決定から練習場所・日程の管理まで部活動に関わるほとんど全てを部長を中心に決定し運営している様子をご覧いただこう

3/19放送分 

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