東京都立葛飾総合高校  生徒が主体となって運営される学校見学会に行ってきました!

みてみて!うちの部活!

2017/09/27

東京都立葛飾総合高校 

生徒が主体となって運営される学校見学会・説明会――平成29年度都立葛飾総合高等学校の第2回の学校見学会が7月22日に行われました。年に数回行われる学校見学会や学校説明会は、「進取創造」「自主自律」の校訓のもと、全て生徒主体で行われます。この日も受付・案内から総合学科や葛総での学校生活の説明まで、多くの生徒がテキパキと活動し働き、中学生の保護者はじめ、たくさんの人を迎えていました。

生徒の可能性を最大限に引き出し、進路実現を達成する総合高校の魅力を発信

2007年、東京都では6番目、東京東部地域で初めて開校した全日制の総合学科高校。充実したキャリア教育で、2年次からは約150もの選択科目から「自分だけの時間割」を作成し、個人の可能性を最大限に引き出し、進路実現をめざすという総合高校の見学会・説明会を紹介します。

広報ガイド 「葛総の魅力を自分で直接伝えたい」というメンバーが集まり、主体的、組織的に活動している

広報ガイドたち きびきびした動き、にこやかな対応、見事だ 

校長の小山公央先生に話をお聞きした

「10年前、本所工業高校と水元高校を統合して新たに創立された本校は、社会が変化するなか、中学生が偏差値だけで選ぶ学校高校を選ぶのではなく、基礎学力を大切にして、自分の適性や将来的なキャリアを見据えて学ぶことができる総合高校です。社会で活用できる基礎的汎用的能力、すなわち葛総力を育成するなど、生徒の個の力を伸ばしています。

生徒の個を磨くということは、すなわち生徒の自主自律を重んじることであり、生徒ひとりひとりに将来を見据えさせることからはじめます。約150ある選択科目から、「自分だけの時間割」をつくり、それに基づいて学習します。夏休み合宿、生徒・保護者・先生の3者面談や4者面談、そのほか折にふれて自分に向き合う機会を設け、キャリア教育をしていきます。進学を目指す生徒は、説明会や面談を重ね、向かうべき大学の方向性を自ら自覚していきます。また、授業では頻繁に学習成果を発表する機会を設けています。3年次には3年間の学びの集大成として2万字の論文をもとに行う研究成果発表会を開きます。この発表会は、今年度から9月に開催しますが、向上させたプレゼンテーション力は推薦入試に向けて大きな自信になるはずです。

葛総生のコミュニケーション力や、自分から発信する力は、年間を通して行われる様々な行事を経験することで培われます。毎年1月には、水元中学校の1年生に葛総生が授業をします。宿泊防災訓練では、地域連携を強めるために町内会のひとり暮らしの家庭を訪ねたりもします。また、水元公園で簡易トイレを作り、近隣の保育園児や高齢の方と避難する体験もしています。宿泊体験で昼間取材したことを、その日のうちにまとめて発表してから寝る、といったようなこともしています。生徒の自立・自律のために、先生たちの尽力があり、これが生徒主体の行事に結びつきます。
私たち教員はカリキュラムマネジメントをしっかり行い、地域連携を含めて年間指導計画のひとつひとつの意味付けを確認して、生徒や保護者、地域との信頼感を保っていきたいと思っています」。

自ら動く、主体的に動く

愛校心あふれる広報ガイド

学校見学会・説明会を仕切っているのが「広報ガイド」。親身になって案内をしてくれるので、わかりやすいと評判だか、どんな人たちがなるのだろう。穴沢努副校長にきいてみた。
「広報ガイドは、当校の5期生がはじめたもので、本校の魅力を自分で直接伝えたいという愛校心あふれた男女生徒が集まり、主体的、組織的に活動しています。学校見学会・説明会では受付から説明まで、生徒がすべて行っています。外部の人たちの窓口になる広報ガイドにはグレード認定制度があり、総務担当の先生により認定されています。一番上のグレードがマスターであり、リーダーの鈴木七海さんはマスター取得者です」。

広報ガイドリーダー・鈴木七海さん(3年)の話

「綾瀬中学校の2年生のときに、仲間と学校見学会に参加して、当時の広報ガイドの生徒さんと仲良しになって、この学校に絶対入学したいと頑張って勉強しました。学校の面白さも知って、入学するとすぐに広報ガイドになりました。
中学校のときは人の後ろにかくれる方だったのですが、今は大きな声も出せるようになりました。広報ガイドをやったおかげで、積極的に行動するようになり、この見学会が終わると3年は、下級生にバトンタッチをします。私は、将来、保育士になると決めましたので、これからは将来の夢に向かって頑張って行きたい。父が難病で妹も高校生なので、奨学金を得られるように、夜はバイトをすることになると思いますが、この学校で広報ガイドをやったことは、これからもとても役に立つと思います」

葛総の学びの特徴は総合力=葛総力をつけること

自分が将来なりたい職業にそって時間割を組み立てることができるのが総合高校一番の特徴です。1年次生は、必修科目を中心に基礎力を高めます。同時に、自分を見つめ、上級学校や職業を理解し、将来の夢に向かって科目選択に取り組みます。保護者を交えて面談を重ね二年次からの時間割を作成します。三年間を通して、125におよぶ外部機関や地域との連携、職業人インタビュー、修学旅行研修、亀有消防団の応急・緊急搬送の学び、中学生や小学生に教える活動、奉仕体験、インターンシップなど多くの人と関わることになります。プレゼンテーションを多く行うのでコミュニケーション力も身につきます。2年次から3年次にかけて行う課題研究は、専門性を高め課題解決能力を養います。
また、校訓は、「進取創造」自ら進んで物事に取り組み、新しいものを初めてつくりだす。「自主自律」自ら立てた規範にしたがって、自ら厳しく行動する強い気持ちをもつ。
授業の開始・終了を知らせるチャイムが鳴らない「ノーチャイム制」なので、自分できちんと「自己管理」のできる習慣をつける。
また、身だしなみ指導やTPO理解の指導はきびしい。「時を守り、場を清め、礼をただすこと」が徹底される。

【学校案内より】葛総アントレ(新入生宿泊学習活動)

入学後すぐに行われる宿泊研修です。高校3年間ですべきことは何かというテーマについてグループディスカッションや事業所訪問でのインタビューを行い、グループの主張をまとめてプレゼンテーションします。

【学校案内より】課題研究発表会(3年生)

葛総での学びの集大成である「課題研究(約2万字!の論文執筆)」の成果を一人一人がプレゼンテーションします。

学力向上の取り組み

学力向上のための取り組みとして、部活動で「ベンキョウ倶楽部」があること。「ベンキョウ倶楽部特訓講座」はその日の復習ができる20分の授業と先生による指導がある。また、「夜の自習室」は部活終了から最大19:30まで、家に帰ると勉強できない人のために夜の宿題タイムがある。「土曜講習」、「夏期講習」、「勉強合宿」という夏には3日間宿泊をして勉強する取り組みもあり、徹底して基礎学力を付ける。

2年次からは、「自分だけの時間割」をつくる

葛飾総合高校の一番の特長は、約150の選択科目があることで、各自の進路や興味関心、適性を考慮して決定する。しかし、選択科目の中から希望進路に応じて選択するが、下記のような制約があり、「なんでも自由ではない」。

  • 希望の進路の可能性を最大にする
  • 進路選択をひろげるために、大学進学も視野に入れる
  • 講座により人数制限がある
  • 希望する科目が同じ曜日・時間に重なることがある

 

★選択する系列は4つ。

  • 「国際コミュニケーション」

「国語」「地理歴史」「公民」「英語」の基礎科目に加えて、「国際理解」や「各国語」の科目も学ぶ。地域社会から国際社会まで広く活躍するための基礎を学習することができる。同時に文系大学進学を目指す。

  • 「スポーツ福祉」

「スポーツ」や健康に関する科目と「福祉」に関する科目を学ぶ。社会福祉に関しての理論とあわせて、実習施設での学習を通し、将来の資格取得へ向けての学習もできる。体育・教育・福祉系大学進学に対応する。

  • 「生活アート」

「芸術」「家庭」科目を中心に、音楽・美術・デザイン・工芸の基本、食物,保育の基本を学ぶ。「保育」の関連科目も学習できる。保育・家政・芸術系の進学に対応する。

  • 「サイエンス・テクノロジー」

理数系の科目を総合的に学習できる。「数学」「理科」「看護」「情報」「電子工学」の科目を中心に理論を学び、コンピューター等を活用し、実験・実習を取り入れながら理系の素養を身につけられる。また、上級学校や地域産業との連携を図り、最新のサイエンス・テクノロジーを学べる。理学・工学・情報・看護医療・栄養・農学等の進学に適している。

パワーポイントを使って、中学生親子に説明していた

その他、行事や部活

3年間を通し、プレゼンやスピーチをする機会が多くあります。卒業論文の2万字課題研究では自身の1番興味のあることを詳しく調べることもできます。

文化祭は毎年、地域の方も含めて、6,000人から8,000人の方が来校。企業との連携や外部からバンドを呼んでのライブ、そしてファッションショーなど目玉企画が沢山あり、とても充実している。 体育祭は学校オリジナルの競技(女子のバーゲンセールなど)があり、見ているだけでも充分楽しめる。葛飾総体という名の球技大会もあり、どの行事も企画から運営まで生徒主体で準備は大変でもそれ以上の達成感があるという。

部活動においては、卓球部がインターハイ代表となるなど結果を出し、テニス、弓道部など、基本的な運動部がそろっている。文化部では、吹奏楽部が非常に強く、各種大会でも金賞を数多くとっていて、全国大会に出場している。SEKAI NO OWARIの「炎と森のカーニバル」のレコーディングにも参加している。年間の演奏会は50回を超える。

体育祭

合唱コンクール

修学旅行(2年生)

ダンス

バドミントン(体育館)

弓道

空手道(柔道場)

軽音楽

陸上競技(グラウンド)

自然科学

吹奏楽部

吹奏楽部

東京都高等学校吹奏楽部コンクール大・中・小編成金賞
全国マーチングコンテスト予選東京都マーチングコンテスト銀賞
第52回献血運動推進全国大会皇太子ご夫妻御前演奏(写真)
春の高校バレー開会式演奏

年間50回以上の発表の場がある。

見学会で演奏された「アフリカンシンフォニー」(他に「宝島」も演奏された)

茶道(和室)

陶芸(陶芸室)

学校データ

東京都立葛飾総合高等学校

東京都葛飾区南水元4—21—1

TEL: 03-3607-3878

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