人が育つ・心が通う場所 ―中村中学校・高等学校① 「深川七福神巡り ちょっと寄り道・おもてなしの心」

みてみて!うちの部活!

2018/03/23

中村中学校・高等学校

2018年1月5日、新しい年が動き始めたこの日。清澄庭園が目の前に広がる「中村中学校・高等学校」にお伺いした。この日は、生徒たちが「深川七福神巡り」の人々を空中図書館コリドールでおもてなしするという「ちょっと寄り道」が開催されていた。
地域の方々に福を届けるお手伝い、当日のおもてなしの様子、そこには、100年余りの歴史に流れ通う、明るくのびのびとした自由な校風の発露があった。
地域に愛され、育まれてきた創立108年の女子教育の伝統校の校風をお伝えする。

バレーボール部の中高生がまめまめしくお客様にお茶をお出ししている

1. 地域に愛される学校

吹奏楽部顧問の山﨑育子先生の背後を見てほしい。この7階にある空中図書館コリドールの眼前に広がる清澄庭園。四季折々、素晴らしい景色を見せてくれる贅沢な場所だ。

1月、深川では正月の開帳期間(元旦から15日)に、多くの人が「深川七福神巡り」に訪れる。清澄庭園に隣接する「中村中学校・高等学校」(参照:人が育つ・心が通う場所-中村中学校・高等学校②)では、7階にある図書室「空中図書館コリドール」で1月5日に深川七福神巡りをする人々の休憩所を設定、生徒たちがおもてなしをしてくれる。その名も「ちょっと寄り道」

中村中学校・高等学校(以下「中村」)の新校舎落成は1999年、90周年の時だった。新校舎が作られたときのコンセプトは、「地域に開かれた学校」。7階にある空中図書館コリドールは、清澄庭園に向かって大きく窓が開かれている。清澄庭園は、大きな池とその周囲には築山や名石を配した回遊式林泉庭園で、東京都指定名勝の名園だ。そのロケーションはとても贅沢だ。翌年の2000年からこの1月の催し「ちょっと寄り道」が始められた。今では秋の紅葉の時にも一般に広く開放している。

当日は、バレーボール部の生徒がお茶やお菓子でもてなしてくれる。また、日に二回、吹奏楽部が演奏を披露し、楽しませてくれる。若さ溢れる、明るく楽しい演奏に、思わず心が躍る。

目の前に広がる美しい清澄庭園を眺めながら、生徒たちのホスピタリティに徹したおもてなしを受ける、なんとも心豊かで温かい時間だ。

例年、江東区観光協会の協力を得ている。今年はさらに、江東区12の図書館の協力を得て、各図書館でこの催しをPRしてくれたそうだ。

学校の近隣には七福神がある

朱色のノボリ

詣でる人々だ

2.「ここの生徒さんに会いたい」

訪れていたのは、七福神巡りの人たちばかりではない。この日を毎年楽しみに来ているという人たちも多い。年配の女性から幼い子ども連れの親子まで、その幅は広い。お話を伺った。年配の女性二人は、毎年楽しみにして来ているという。なぜ?との問いに「ここの生徒さんは礼儀正しくて気持ちがいいの。この素敵な笑顔に会いたくて、この姿にふれたくて、毎年来ているんですよ」と答えてくださった。

高齢の女性が、来ている子どもたちに折り紙を教えていた。「サラリーマン文化芸術振興会」のメンバーだという。学校からお誘いがあり、10年くらい前から毎年メンバーが芸能を披露していた。「高齢化がすすみ、それぞれの事情があって今年は一人なのよ」と少し寂しそうな様子。それでも「中村の生徒さんは、みんな明るくて礼儀正しくて、女子校の良いところが全部あるのよ。楽しみにしています。校長先生も声をかけてくださるのでね。私も昔女子校の生徒でね、ここに来ると思い出すのよ」と。昔を懐かしく思い出せる場所になっているようだった。

「中村」の空中図書館コリドールは、地域のコミュニティの場所になっている。

ごあいさつ

「学園天国」

3.教師と生徒が響き合う場所 -6年間で育つ場所

校長の永井哲明先生にお話を伺った

「中村」では、キャリアデザインというプログラムがある。中高一貫教育の「中村」は、6年間を通して一人の生徒を進路と進学の両面でサポートするというシステム。「なりたい私になるために」30歳の自分を想定して、それまでに歩むキャリアをデザインして、6年間を送るのだ。だから、大学進学の時も「どこの大学に行く」のではなく、「どの学部、どの学科に進むのか」という視点で、進学を考えるという。

部活動でも、中学生と高校生が一緒に活動する部も多い。この日もおもてなしをしてくれたバレーボール部の生徒さんも吹奏楽部の生徒さんも、中学生と高校生が一緒になって活動していた。

中学1年生は、高校生の先輩の姿を見ながら日々の活動を送り、学んでいく。吹奏楽部の先生のお話では、3年間では見えない成果が、6年かけることで「花開く瞬間」として見えるという。

自由な校風、けれども規律を守り礼儀を重んじる「中村」。生徒たちのことを永井先生は「良い子たちです。生徒で苦労することはありません」と自信をもって語る。一方、インタビューに応えてくれた生徒さんは、「中村は先生たちがしっかりサポートしてくださる、良い先生たちばかりなんです」と言う。

まさに、教師と生徒が響き合う場所、それが「中村」なのだ。

人が育つ・心が通う場所 ―中村中学校・高等学校② その教育

中村中学校・高等学校

〒135-8404
東京都江東区清澄2-3-15
TEL: (03)3642-8041
FAX: (03)3642-8048

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