東京都立六郷工科高校 2016年12月17日(土)、「デュアルシステム制度に学ぶ全学科のインターンシップ等成果発表会」が行われた②

先生方・保護者の皆様へ

2017/02/12

東京都立六郷工科高校 デュアルシステム制度に学ぶ全学科のインターンシップ等成果発表会 第2部

第2部は企業経営者の方々、PTAの代表の方々がデュアルシステムの成果と展望についてパネルディスカッションを行った。

2004年に開校し、2016年に創立13年目を迎えた都立六郷工科高校。佐々木哲(さとし)校長は2009年に副校長としてこの学校に着任し、いったん離れて2015年に校長として着任した。デュアルシステム制度は、研究、検討を重ねてスタートしたものの、中途退学者も多かった。卒業生から聞き取り調査を開始して見直しを図った。
実施の時期はどうだろうか、部活との両立はどうか、他の学科の生徒との連携はどうだろうか。
「学校で学んだことが役に立たない」「先生も企業でやってみれば生徒の気持ちがわかるはず」という声も吸いあがった。
教員たちがこつこつと就業訓練を受け入れてくれる企業を見つけて、いまや230社と聞いた。応援してくれる東京城南地区の企業もますます期待しているだろう。
そして改善をして取り組んだ軌跡がこの発表会で披露された。佐々木校長の言葉にすべてが込められている。

若者の早期離職問題や雇用のミスマッチ。こういった諸問題を解消する期待を一心に集めて導入された「デュアルシステム」。簡単に言えば、学校の授業だけではなく、企業で実際に働くことも単位の修得になるという仕組み。生徒にとっては学校の校舎だけではなく、企業の現場がもう一つの学び舎になる。(BigLife21 企業物語メディア 参照)

 

教員が変われば生徒が変わる、生徒が変われば学校が変わる

教員の実体験に基づく教育内容の改善が成果につながってきた

第一部 冒頭、開会宣言で校長が語ったものを再掲する

東京版デュアルシステムの学科

本校は東京版デュアルシステムを教育課程に取り入れたデュアルシステムを学科として設置する日本で唯一の全日制課程の工業高校であります。ここ大田区は日本のものづくりを牽引する高度な技術技能を有する町工場が集積する町であり、現在も約3500社が操業をしております。
東京版デュアルシステムの制度設計を都庁で構想していた当時、大田の中小ものづくり企業を訪問させていただいてさまざまなお話をお伺いする中で、当時は後継者育成が大きな課題でございました。
本校へのデュアルシステムの導入はこのような大田区を中心とした城南地域のものづくり中小企業の技術・技能を担える後継者育成に起因をしてございます。
デュアルシステム科では、高校在学中の3年間で約5ヶ月間の企業と連携した実習を行っております。在学中13社程度の町工場で働く経験を積み、企業と生徒のお見合いが行われます。そして3年次には長期就労訓練先の企業の選考を経て就職できるしくみとなっております。

今年で開校から13年が経ちました。

先生方は手探りで企業との連携方法や生徒指導に取り組んでまいりました。開校から8年目にして教員の一人が生徒と同じプログラムで企業でインターンシップを行った体験と、それまで愚直に実施してきた教育委員会が机上プランとして作成した教育課程を大きく改正することにつながってまいりました。
これを契機として毎年教員が企業で生徒と同じインターンシップ体験することで生徒の実態に応じた指導方法や教育課程を改善する流れができてきました。

本日お手元にある配布資料をご覧ください。一番後ろのページにデータが掲載されています。
卒業生の状況というところに7期生と6期生の間に赤い線が引かれております。れが平成22年度に教育課程を先生方がら改善して平成23年度から新教育課程を実施したという赤い線です。この成果が平成25年度の7期の卒業生にデータとして現れています。7期生以降、在職率が高くなっているのがおわかりかと思います。
この表には今回はデータでは示してありませんが、中途退学者もこの時期を経て格段に少なくなり、現在はほぼゼロの状態です。
教員が自ら身をもって生徒と同じ立場で体験をし、生徒の実態に応じて教育課程や指導方法を工夫改善することで企業と連携した地に足の着いた教育内容や学科運営ができるようになるのです。
このような指導力の高い教員がチームとして育ってきたことが私は学校経営という視点ではもっとも大きな成果であるということができると思います。
デュアルシステムの成否の鍵は担当する教員を時間をかけていかに育てるかということに尽きると思います。
教員が変われば生徒が変わる、生徒が変われば学校が変わるまさにその典型であります。本日の教員の発表がありますのでどうぞ、楽しみにしてください。
開校してから13年という歳月がかかりましたがデュアルシステムはものづくりの町大田区で着実に根付いております。ュアルシステム科に学んだ生徒たちが3年間で大きく成長することが様々な研究から明らかになってきております。
このような成果を出しているデュアルシステム科に他の4学科の生徒や教員も学ぶことが必要であるとわたくしは考えます。

他の4学科もインターンシップを取り入れた!

そして今年度からすべての学科でインターンシップを取り入れさせて実現をしました。
そして本日の成果発表会を迎えさせていただいております。
配布資料をご覧ください。

同じデータの一番上に、
■工学科2年次生インターンシップ実施に関する企業及び保護者アンケート
と言うのがございます。後ほどごらんいただければその成果がおわかりになると思います。
本日の発表会第一部では、東京都の新たな職業教育制度である「東京版デュアルシステム」に学んだ卒業生、現役生徒、及びデュアルシステム科教員の発表に併せて、初めてインターシップにチャレンジしたデュアルシステム科以外の4学科の生徒によるインターンシップ体験の発表を聞いていただきます。
第二部ではデュアルシステムの成果と未来についてパネリストの皆さんにそれぞれの立場から語っていただこうと思っております。
現在、制度疲労が起きている可能性の高い日本の単線型の教育制度改革を考える一つの切り口になれば幸甚にございます。このことは日本のものづくりに携わる技術者・技能者の社会的地位向上に大きく寄与することでもあるとわたくしは考えております。そしてものづくりに興味関心がある子どもたちが躊躇なくものづくりに世界に飛び込むことができる社会環境や教育のあり方についてご参会の皆様と一緒に考えてまいりたい、このように思います。
以上のような思いで、今回の企画実施をしました本日の成果発表会でございます。
ぜひ、発表する本校の生徒、既に企業で活躍する卒業生にエールを送っていただければ幸いです。
それではここに、デュアルシステム制度に学ぶ全学科のインターンシップ等成果発表会の開会を宣言させていただきます。

アンケートで在職率のアップの様子がわかる

第2部 パネルディスカッション〔15:20~〕

司会 廣川 賢(デザイン工学科教諭)

まだまだ進化しブラッシュアップしていくデュアルシステム

学校と子どもたちの応援団「六郷工科高校保護者と教職員の会」(PTA)の菊地直人会長・皆方恵美子副会長

一般社団法人東京工業団体連合会会長・一般社団法人大田工業連合会会長 株式会社昭和製作所 代表取締役会長 舟久保利明氏

デュアルシステム科提携企業 大石電機工業株式会社 代表取締役社長 大石哲也氏

第1部 成果発表など

東京都立六郷工科高等学校

〒144-8506 大田区東六郷二丁目18番2号

電話: 03-3737-6565 FAX: 03-5480-6500

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