「人間力」―夢をかなえる力 #総合学園ヒューマンアカデミー #マンガカレッジ 主催 第11回マンガカレッジ全国合同合宿
PR
2016/12/12
コミックコミュニケーション2016 その3 第11回マンガカレッジ全国合同合宿
コミックコミュニケーションでの「マンガ編集部大講評会」「イラスト編集部大講評会」では、学生が今自分の持てる力のすべてをかけて創り上げたポートフォリオ(作品集)を持って、参加した編集者に見てもらう。そこで見どころがあると認められれば編集者から担当者としての「名刺」がもらえる。それは、夢の実現へのチケットだ。でもここからが本当の勝負。
試される人間力
ここからデビューまでに何ができるか、どう動けるかが、大きなカギになる
編集者から「名刺」をもらうことは、ここに参加する学生にとって大きな目標だ。それまでの努力を思うと、もらえた時の喜びは計り知れない。けれども、これはスタートに過ぎない。ここからデビューまでに何ができるか、どう動けるかが、大きなカギになる。取材に応えてくれたヒューマンアカデミー東京校の青木詩歩子先生は、「ここからは人間力の勝負になります」という。その後、きちんと編集者とコンタクトを取れるのか、つながりを持ち続けていけるのか。社会において一人前の人間として認められ、仕事を共にする相手としての信頼を得るところまでの道のりは、そう簡単ではない。まだ10代の若者であればなおさらのこと。だからこそ、先生たちは、ただ技術だけではない、「人としていかにあるべきか」「社会人としてのあり方」を教える。そして様々な経験を積んで「人間力を高める」ことに力を注ぐのだ。イベント終了後、名刺をもらった学生には、これからの進み方について、しっかりとしたサポートをしていく。そして、もちろんもらえずにモチベーションが下がってしまう学生のフォローも忘れない。
ヒューマンアカデミーで育てられて - クリエーター荒井克行氏に聴く
「やり始めるのは今だ」・・・・豊かで前向きな人間性が生み出す明るい光
荒井克行氏は、ヒューマンアカデミーマンガカレッジの卒業生。現在は、本校の講師を努めながらヒューマンアカデミーマンガカレッジ学科主任でマンガイラストレーターとして広く知られているタナカミノル先生の右腕としても活躍、さらに自身もクリエーターとしてWeb上で会社組織を立ち上げ活動中の20歳。コミックコミュニケーションの運営の傍らで、お話を伺うことができた。
中学生の時に、「自分の得意なことで、仕事になって、何より楽しめることをしよう」と決めた。小・中学校と絵を描けば賞に結びついていた。中学校卒業後は、マンガカレッジに進みたくてヒューマンアカデミーに進学、高校の勉強とマンガカレッジとのダブルスクールで進む道を選択した。学校生活が二重になるという事は、勉強をしながら作品にも取り組まなければならない。時間的には辛いこともあったという。それでもやれたのは先生たちが協力してくれたから、という。高校の勉強をしっかりしなければ厳しいはずの先生たちの優しい顔がそこにあった。それは、彼が勉強もマンガも両方しっかり頑張っていたことを物語っている。そんな彼が語ってくれた。
「ミノル(タナカミノル)先生はじめ、マンガカレッジにいらっしゃる十何人もの先生たちみんなに育てていただきました。絵を描く、ということ以上に、社会人として、就職したとき、社会に出た時に重要なアドバイスをたくさんいただきました。厳しいとか厳しくないとかではなく、実社会で生きていくためのことを教えていただいたのです」。
彼が今、学生時代を振り返って思うことはたくさんありすぎて言い尽くせないと言う。一つ言うとすれば、と「中学を卒業した時に、マンガ家になりたいと無謀な夢を言い出して、マンガカレッジに進みたいと言って。それを親が送り出してくれたことにとても感謝しています」と語ってくれた。さらに「学生時代によく頑張ったという自負はないのです。むしろそれがないのがコンプレックスです」と言う。あの時頑張っていれば、もう一段上のアクションがあったかもしれない。だから10年後、また同じ後悔をしないように「やり始めるのは今だ」という思いをずっと持っています、と語る。彼の人生へのチャレンジは、尽きることがない。彼を取材している間中、明るい未来を感じる心地良さを感じていた。それはおそらく彼の持つ、豊かで前向きな人間性が生み出す明るい光が、その場を照らしていたからだろう。今回の取材中、先生たちがずっと言い続けていた「社会性を培うこと」そして「人間力を高めること」。それらをしっかりと学び取り、内に持ち、今自分の人生を高めていこうとしている20歳の青年の頼もしい姿が、そこにあった。
コミックコミュニケーション2016 その2 「社会人として生きる力」について学校の教育方針を聞く。
コミックコミュニケーション2016 その1 今このひと時に、持てる力のすべてをかけて!
この記事の感想をコメント欄にぜひ寄せください。
↓
- お浄瑠璃と文楽は 違いまっせ! 古典芸能 文楽
- 上野 東京文化会館で「中音」=東京都高等学校文化祭音楽部門中央大会に浸る #中音
- 「昔の貧乏」と「今の貧困」
- 日本の吹奏楽人口、ただいま120万人。世界最大級の広がりに
- 夏の甲子園、一番強い高校はどこか?
- 私学七強の流れをくむ名門野球部として #阪南大学高校硬式野球部
- 全国合唱コンクール最優秀賞受賞の強豪校は世界の仲間との交流もさかん
- 練習に参加する最低条件は一生懸命! コンパスナビTV 富田高校男子バスケット部
- 強い絆で結ばれたチームの力強さ #昭和学院高校 #新体操部
- テューバについて三木楽器「Low brass center」さんに徹底的に聞いた!