無農薬コーヒーの栽培、パン屋さん、地域創生、夢と直結した同好会 #大阪府立農芸高校 #知財開発研究同好会
きょうのことば
2017/01/07
大阪府立農芸高校 知財開発研究同好会 その1
大阪府立農芸高校は、2010年に、独立行政法人 工業所有権情報・研修館(INPIT)より「知的財産に関する創造力・実践力・活用力開発事業」の研究指定を受け、2014年には展開型校として採択されている。
日々の教育活動の中で、知的財産を踏まえたものづくりや商品開発等の場を通じて、創造性や実践的な能力を育む取り組みを進めているのだ。
ビジネスに携わる高校生
この同好会は高校生でありながら、ビジネスにも関わる活動もしている。
一例として「農芸ポーク」を使ったレトルトカレーも開発。この商品のパッケージのデザインも行った。
パッケージの裏側にもこだわりのデザインが・・・
こうした流れの中、昨年、知財開発研究同好会という部活が生まれた。
部員は現在9人。それぞれが、テーマ、プロジェクトをもって研究開発からプレゼンテーションまでを行っている。
コーヒー豆を育てて販売するまでのビジネスを考える
川嶋拓斗君は3年生
「知財活動に参加していたら同好会を作ろうということになり参加しました。
大阪で無農薬コーヒーの栽培をしています。コーヒー豆を育てて販売するまでのビジネスを考えています。
卒業後は、沖縄県石垣市の農業生産法人に就職が決まっています。ここで働きながら、石垣島でも無農薬コーヒーを栽培し企業として発展させたいと思っています」
川嶋拓斗君
プレゼンは楽しい
髙垣奈波さんも3年生
「山岳部にブドウを栽培している先輩がいたのですが、それを引き継いで栽培しているうちに知財開発研究同好会で、いろいろな発表をしていることを知って入りました。
プレゼンは楽しいですね。自分たちがせっかくやってきたことを皆さんにも知らせたいと思います。
卒業後はパン屋さんに就職して、人を笑顔にしたいです」
武市優珠さんも3年生。
「髙垣さんに誘われて、知財開発研究同好会に入りました。他の人との交流が楽しいですね。
それにマネジメントにも興味があります。卒業後は、大学の地域創生学科に進みます。その後は地方と都市をつなぐ仕事がしたいです」
髙垣奈波さん(左)と武市優珠さん