プリン #スイーツ
きょうのことば
2017/03/29
きょうのことば 2017年3月29日
春の始まり、3月は、和、洋のスイーツにまつわることば。
プリンはイギリス発祥の「焼き菓子」だが、日本では冷やして食べるスイーツのように思われている。
プリンは、イギリスのプディングがルーツ。もとは料理。
肉や野菜などを刻んで混ぜたものを型に入れて加熱し、蒸し固めた料理だった。
その後、プディングを作る型に牛乳と砂糖から作ったカスタードクリームを入れて焼き固めた菓子ができ人気となる。
イギリスではカスタードプディングと言う名で広がったが、これが日本に広がり、食べられるようになった。
カスタードプディングは、ホテルなどで食べる高級スイーツだった。
60年代半ば、ハウス食品がバニラで香り付けをした牛乳、砂糖、ゼラチンを混ぜて粉末にし、お湯で溶かしたのちに型に入れて固める「プリンミックス」を発売。
これが人気となって、日本の家庭で「プリン」が食べられるようになる。
プリンは、ルーツのイギリスのプディングとは、材料も製法も味も全く異なっている。
今では「プッチンプリン」は、日本を代表する子供のおやつになっている。