取手二や常総学院の監督として春夏3度の甲子園優勝を果たした木内幸男さんの追悼企画展で、トラブルがあったようです。
そこで今回は、木内幸男監督の追悼展の市の予算や費用はいくらなのか、クラウドファンディング中止理由についても見ていきたいと思います。
木内幸男監督の追悼展のニュース概要
茨城県取手市は6日、高校野球の監督として春夏3度の甲子園優勝を果たした同市名誉市民の木内幸男さん(2020年11月死去)の企画展にかかる費用について、クラウドファンディング(CF)型ふるさと納税による寄付の募集を中止すると発表した。
企画展は、取手二や常総学院(土浦市)で全国制覇を果たした木内さんを追悼し、生前の功績を振り返る場を作ろうと、市が計画した。
引用元:読売新聞オンライン
木内監督は取手二高や常総学院で木内マジックと言われるほどの名将で、春夏3度の優勝をするという大監督ですね。
追悼企画展はとてもいい考えでしたが、クラウドファンディングはなぜ中止になってしまったのでしょうか。
クラウドファンディングの中止理由や市の予算はいくら?
CFの中止理由は?
取手市は当初、クラウドファンディング(CF)型ふるさと納税による寄付の募集をする予定だったようですが、中止すると発表しています。
その理由は、CFの実施を事前に木内さん側に説明しておらず、同意が得られなかったためだという。
普通はCFの話まですると思いますが、市側は、予算については市の問題だから話していなかったという。
木内さんを追悼する企画展であれば、電話だけで済ませるのではなく、丁寧な説明が必要だった気がしますね。
取手二高OBから市秘書課に「関係者がふるさと納税に賛同していない」と連絡があり、関係者に制度を説明したところ「木内の名前を使ってお金を集めることはやめてほしい」などと抗議を受けた。
引用元:東京新聞
今後は、市の予算で実施するということですが、それこそ市民の賛同が得られるのでしょうか。
追悼企画展の市の予算はいくら?
当初のクラウドファンディングでは、258万円の事業費に充てようと始めたようです。
取手市は六日、約二百五十八万円の事業費に充てようと始めたクラウドファンディング型ふるさと納税による寄付の募集を中止すると発表した。
木内さんの関係者から抗議があったため。イベントは市の予算で予定通り開催する方針だ。
木内幸男監督のプロフィール
- 氏名:木内幸男(きうち ゆきお)
- 生年月日:1931年7月12日
- 没年月日:2020年11月24日(没年齢:89歳)
木内監督は1957年から取手二高に就職しますが、教員の身分では監督以外の拘束が多いため、用務員と変わらない待遇で職業監督の身分をあえて選んだという。
そのため、生活はかなり苦しかったという。
そして取手二高は、戦前まで女学校だったため、戦後も女子校の雰囲気が濃かったそうです。
そのことから、甲子園もはるか遠い存在だったそうです。
しかし、持ち前の指導力で、取手二高に就任してから20年後の1977年に甲子園初出場を果たし、その年は1勝します。
そしてついに、1984年に桑田・清原のKKコンビ擁するPL学園を破り、優勝します。
その後、常総学院でも優勝を果たし、2011年に勇退しています。
木内幸男監督の追悼展まとめ
今回は、木内幸男監督の追悼展の市の予算や費用はいくらなのか、クラウドファンディング中止理由についても見ていきたいと思います。
木内幸男監督の追悼展の市の予算や費用については、クラウドファンディングの募集額が285万であることから、同額と推定されます。
クラウドファンディングの中止理由については、事前に木内家に話しておかなかったために、関係者からやめて欲しいと抗議を受けたことが原因のようです。