日韓交流と称して開催されていたオンライン・セミナーが、途中から宗教の教えにかわり、多くの日本人女性が参加して勧誘されたという噂が広がっています。
そこで今回は、韓国新興宗教の新天地はどんな組織なのか、また、日韓交流セミナー講師の「花」は何者なのか調査しました。
日韓交流セミナーで日本人女性勧誘の概要
関東に住むミクさんは今年4月、韓国人と交流するアプリを通して、「花より日韓」という団体が主催する日韓交流セミナーに参加しました。
今年8月、ソウルに駐在する記者にある情報が寄せられました。内容は、「日韓の交流セミナーにオンラインで参加したところ、宗教的なものだった」というものです。
「初回、3～4回くらいは文化や言葉を教えてくれたんですけど、いきなり聖書の話になって、そこからはずっと聖書ですね」
参加者は100人以上いて、その多くは日本人の女性だったといいます。中心的な講師は「花」と名乗る韓国人です。
「（参加者の）どなたかが“新天地”というのに気づいて…」
引用元：日テレNEWS
入り口は日韓交流セミナーですが、「新天地」という説明もせず、また、宗教色があることを伏せて開催しているようです。
そして、いきなり内容が宗教になり、そして最後は新興宗教(新天地)に勧誘するというものらしいです。
キリスト教の牧師、申鉉郁（シン・ヒョンウク）さんは、2006年まで「新天地」の元幹部で今は脱退しています。
申牧師によると、新天地は「てんびん」に例えて説教するという。
そしてこのセミナーは新天地によるものと断定しています。
新天地(韓国新興宗教)はどんな組織？
新天地はどんな団体？
「新天地（しんてんち）」の正式名称は、「新天地イエス教証しの幕屋聖殿（あかしのまくやせいでん）」という韓国の新興宗教団体です。
そして、
「あらかじめ先手を打つように、“統一教会”や他の“異端宗教”を批判しながら、『私たちは“統一教会”のような“異端宗教”ではありません』と安心させる。
韓国語を学びたい人も多いし、そんなことを利用して近づくのです」
また、次のようにも言われています。
「“新天地”は“異端宗教”であり、“カルト集団”に近いです。特に最も大きい問題は家庭の崩壊や破壊です」
献金を強要するなどのトラブルはほとんどないものの、のめり込んだ学生が大学をやめたり、夫婦が離婚したりして、家庭が崩壊するケースが後を絶たないといいます。
教祖は誰？
“新天地”の教祖は、李萬煕（イ・マンヒ）総裁、91歳。
今年8月、韓国の最高裁で教団の資金5億円あまりを横領した罪で執行猶予付きの有罪判決が確定しています。
また、“新天地”は別の民事訴訟の判決でも所属と身分を隠して布教をする行為について、「社会的・倫理的に非難を受ける行為」だと不法性が認定されています。
引用元：日テレNEWS
日韓交流セミナー講師の花は何者？
日韓交流セミナーの中心的な講師は「花」と名乗る韓国人です。
「花」氏は、この世は竜、悪魔が全世界を支配して、人間は生まれたら死に向かっていると説いています。
参加者から得た情報をもとに、主催者の「花」を名乗る人物を追うと、名古屋にあるNPO法人に関わりがあることが分かったという。
そして、講師の「花」氏は、自らが“新天地”の信者であることは認めました。
しかし、新天地と日韓交流セミナーは関係がないと主張し続けたという。
講師の「花」氏は否定していましたが、限りなく黒に近いグレーではないでしょうか。
新興宗教は巧妙化しており、身近なところから入り込むことから、注意が必要ですね。
新天地はどんな組織まとめ
今回は、韓国新興宗教の新天地はどんな組織なのか、また、日韓交流セミナー講師の「花」は何者なのか調査しました。
新天地は韓国の新興宗教で、日韓交流セミナーのように実態を話さずに勧誘に持ち込む方法で信者を増やしているようです。
そして、ひとたび入信すると、“カルト集団”に近いことから、家庭の崩壊や破壊につながると言われています。
日韓交流セミナー講師の「花」氏については、自身が新天地に所属していることは認めているものの、日韓交流セミナーとは関係がないと主張し続けています。
気をつけないと、とんでもない宗教にのめり込むことになりますね。
