自宅火災で亡くなった村田兆治さんですが、多くの方からその功績をたたえる声が上がっており、離島での野球指導が話題となっています。
そこで今回は、村田兆治さんが離島甲子園を始めた理由や時期はいつなのか、ドラフト指名選手が出たのは本当なのか等を調査しました。
村田兆治の提唱した離島甲子園とは?
離島甲子園とは、正式名称を「国土交通大臣杯 全国離島交流中学生野球大会」といい、全国の離島中学生が一堂に会してトーナメント戦を行う軟式野球の大会です。
元プロ野球ロッテオリオンズで活躍された村田兆治さんが提唱したものです。
概要は、全国の離島を巡って毎年夏に開催され、参加チームはトーナメント形式で優勝を目指し、負けたチームも交流試合を行います。
そして、離島の交流を目的とした開会セレモニーや、村田兆治さんが率いる「まさかりドリームス」による野球教室などが開かれているそうです。
村田兆治が離島甲子園を始めた理由や時期はいつ?
村田兆治さんが離島甲子園を始めた理由は、対外試合の機会が少ない離島の中学生球児たちが交流する場を作ろうと考え、運営に尽力されてきたという。
始まった時期は2008年からで、島根県隠岐の島町や新潟県佐渡市などで開催されています。
特に佐渡市では、2014年と今年2022年の2度開催されています。
プロ野球選手もいる?
プロ野球・読売巨人軍の菊地大稀投手は、8年前の佐渡大会に地元の選手として出場し、2021年の育成枠で指名され、佐渡市出身で初めてのプロ野球選手となっています。
菊地投手のお母さんは、次のようにコメントしています。
「佐渡の少年野球を応援してくださっていた方なので、テレビで朝に見てびっくりしました。急なことなので残念です。(息子が)頑張っているのも村田さんが応援してくださっていることで力になっていたと思います」
引用元:Yahoo!ニュース
菊地投手のお母さんも今回の村田さんの火災ではショックが大きかったでしょうね。
菊地投手も今シーズンは初めて1軍で登板するなど活躍が期待されています。
離島からドラフト指名選手が出たのは本当?
村田兆治さんは離島の子供達に、離島でも頑張れば甲子園への出場も夢ではないことを話しており、その夢が2022年には現実のものになりました。
2019年の大会では、龍郷町、奄美市の両選抜チームが4強入りしたことで、「2チームの選手が島に残れば甲子園も夢ではないよ」と激励しています。
そして、2チームが合流した大島高校では、今春の選抜甲子園大会出場を果たしています。
そして、エースの大野稼頭央投手は、2022年のドラフト会議でソフトバンクから4位指名を受けています。
村田兆治の離島甲子園まとめ
今回は、村田兆治さんが離島甲子園を始めた理由や時期はいつなのか、ドラフト指名選手が出たのは本当なのか等を調査しました。
対外試合の機会が少ない離島の中学生たちが交流する場を作ることは、発想自体も素晴らしいことでしたね。
そしてその子供たちが夢を持って、プロ野球選手として活躍することは、村田兆治さんの夢でもありましたね。
不慮の火災で亡くなってしまった村田兆治さんですが、村田さんの遺志を継ぎ、離島甲子園もさらに大きくなっていくのではないでしょうか。
そう期待したいですね!!
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