明石市では、『日本子育て支援大賞』の受賞条件としてロゴ使用料やトロフィー代など、高額の金銭要求があったという。
そこで今回は、日本子育て支援大賞の主催者は誰でどんな組織なのか、受賞条件に高額金銭を要求しているのは本当か調査しました。
日本子育て支援大賞とは?
日本子育て支援大賞とは、「一般社団法人日本子育て支援協会」が主催し、子育てに良い商品やサービス提供したことに、特に顕著な特色や配慮・工夫がみられたことに対する賞です。
評価のポイントは次のとおりです。
1安心・安全
2便利、負荷の削減・低減
3子どもの成長
4親子のコミュニケーション
5快適性(楽しい子育てライフの実現にむけて)上記①〜⑤の評価項目の中で、どれかの項目において、特に顕著な特色や配慮・工夫がみられ、子育て世帯に大いに役立ち魅力的であると審査委員会で最終的に判断されることを、評価のポイントとします。
引用元:日本子育て支援協会
子育てママとパパ、さらにはその祖父母が実際に「役立った価値」を大いに評価する賞としてPRされています。
主催者は誰でどんな組織?
『一般社団法人 日本子育て支援協会』が主催しています。
そして、一次選考としては、子育て支援関連企業に勤務するママ社員、パパ社員計10名のうち、7名以上の票を獲得した商品・サービスが1次選考通過
さらに2次選考として、(一社)日本子育て支援協会 吉田勝彦理事長を審査委員長とした審査委員会による選考会議での合議により決定するとされています。
審査委員会は、審査委員長には、(一社)日本子育て支援協会理事長である「吉田勝彦」氏がおり、その他に審査委員の方が6名います。
受賞条件に金銭を要求って本当?
「日本子育て支援大賞」に選ばれることは、名称から想像すると子育て支援に尽力して頑張っているという、いいイメージがありますね。
ではどこに問題があるのでしょうか。
今回、「日本子育て支援大賞」に推薦されたのは、明石市でした。
上記内容から分かるように、普通に頂けるならありがたいと明石市長も話していますが、大賞受賞の条件として、金銭の要求があったようです。
内容的には、ロゴ使用料70万円とトロフィー代10万円だそうです。
しかし、明石市ではロゴは使わないし、トロフィーもいらないから賞だけもらうわけにはいかないのかと主催者に問合せをしたところ、「他の自治体には払ってもらっている」という。
また、枚方市でも同様の評価で金銭の要求があったそうですが、ロゴの使用やトロフィーは購入しないとされています。
市民の大切な税金ですから、支出しない判断は賢明だったですね。
これに対しツイッターでは、市民はトロフィーを市役所まで見に来ないし、それこそ税金の無駄という意見があり、突っぱねた市長の気概を評価しています。
日本子育て支援大賞の主催者は誰まとめ
今回は、日本子育て支援大賞の主催者は誰でどんな組織なのか、受賞条件に高額金銭を要求しているのは本当か調査しました。
「日本子育て支援大賞」は、「一般社団法人日本子育て支援協会」が主催し、子育てに良い商品やサービス提供に、特に顕著な特色や配慮・工夫がみられたことに対する賞です。
子育て支援が評価される中で、市としてもイメージアップには頂きたい賞ですね。
しかし、受賞の条件として、ロゴ使用料やトロフィー代など高額な金銭がかかることから、受賞を断っています。
受賞を断った、明石市や枚方市の市長判断が評価されているようです。